GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

神戸製鋼所から2024年3月期通期業績予想の上方修正、並びに配当性向の見直し及び増配予想が発表されたのである

 8月8日、神戸製鋼所(5406)から、2024年3月期第1四半期決算短信、業績予想の修正に関するお知らせ、並びに配当性向の見直し及び配当予想の修正に関するお知らせが発表されたのである。決算短信によれば、売上高5,989億円(前年同期比10.3%増)、営業利益340億円(同321.9%増)、経常利益359億円(同19.7%X増)、純利益254億円(同21.0%増)、1株当たり利益64.44円(前年同期53.32円)と好調だったのである。

 業績予想の修正に関するお知らせによれば、2024年3月期通期業績予想が修正され、売上高2兆6,800億円⇒2兆5,900億円(前期比4.8%増)と下方修正されたが、営業利益は1,500億円⇒1,650億円(同91.0%増)、経常利益1,450億円(同35.7%増)、純利益1,000億円⇒1,200億円(同65.4%増)、1株当たり利益253.21円⇒303.86円と、利益はいずれも上方修正されたのである。修正理由について、神戸製鋼所は、「素材系事業での販売数量の減少などによる減益要因があるものの、上期における原料炭価格下落などに伴う鉄鋼メタルスプレッドの改善、アルミ板・素形材・建設機械での調達コストの改善と販売価格改善の進展、電力での一般炭価格の下落に伴う上期を中心とした燃料費調整の時期ずれ影響の改善などにより、第2四半期連結累計期間及び通期における  営業利益、経常利益の予想を上方修正しております。また、親会社株主に帰属する当期純利益についても、経常利益の上方修正に加え、子会社における固定資産の譲渡益の増加に伴う特別利益の増加により、第2四半期連結累計期間及び通期の予想を上方修正しております。」と説明しているのである。

 また、配当性向の見直し及び配当予想の修正に関するお知らせによれば、これまでの配当性向は純利益の15%~25%程度を目安としていたが、当期より配当性向を純利益の30%程度を目安とすることに変更したのである。その変更理由について、神戸製鋼所は、「株主の皆様への利益還元の更なる充実のため」と説明しているのである。ということで、今期の配当は、純利益の見通しと配当性向の見直しの結果、中間配当・期末配当とも45円、年間90円と前期40円から大幅の増配予想なのである。

 翌10日の株価は、大幅増配予想を評価して、前日比243円高(+15.36%)の1,825円と年初来高値更新し、終値は前日比197.5円高(+12.48%)の1,779.5円なのである。