今週は、TOPIX(前週比+0.47%)は4週間ぶりの上昇、日経平均株価(前週比+0.04%)は2週連続上昇したが、僅かな上昇にとどまったのである。ウクライナ戦争、中国のロックダウン、インフレ懸念(金利上昇)、アメリカの金融引締強化など、世界的には懸念材料は事欠かないのである。日本は一時1ドル129円台の円安、ご主人は、円安と原油・資源・食料の高騰と相まって輸入品の価格上昇、ひいては消費者物価・企業物価の上昇、消費・投資の冷え込みという悪循環が、日本経済を冷え込ませる可能性が気になっているのである。
ご主人のポートフォリオは、前週比-0.94%と3週連続マイナスとなったのは、3つの悪材料の影響を受けたからなのである。1つ目は、昨年急上昇したベネフィット・ワンが、4月22日ザラ場で2,112円と先週に続き2週連続年初来安値更新したのである。2つ目は、Netflixの会員減少に伴い4月20日株価が大きく下落したところから連想ゲームのように、動画配信サービスの子会社を保有するUSEN-NEXT HOLDINGSの株価も大きく下落したのである。3つ目はFPGが、4月19日の最高裁判決(国税当局が、首都圏マンションの相続税評価額を、財産評価基本通達が定める路線価評価の方法によらず、「他の合理的な方法」として鑑定評価(実勢価格)により再評価を行ったうえで追徴課税した処分の適法性が争われた訴訟の判決)からの連想ゲームで大きく下落したのである。
今週の主なプラス要因は、サイゼリヤ(7581)+6.35%、コメダホールディングス(3543)+5.11%、ケーヨー(8168)+3.70%、Jグループホールディングス(3063)+2.95%、フジ(8278)+2.90%などである。主なマイナス要因は、FPG(7148)-11.38%、USEN-NEXT HOLDINGS(9148)-11.06%、ベネフィット・ワン(2412)-8.01%、クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)-5.35%、トリドールホールディングス(3397)-5.07%、吉野家ホールディングス(9861)-5.03%、などである。
今週のトピックスは、KDDI(9433)が、2022年3月期決算の権利落後にもかかわらず、3週連続上場来最高値更新したのである。クリエイト・レストランツ・ホールディングスは2週連続年初来高値更新、この他、サムティレジデンシャル投資法人、コメダホールディングス、ホットランドが年初来高値更新をしたのである。そして、吉野家ホールディングスは4月18日年初来高値更新した直後、常務の不適切発言が明らかになるとその後はダラダラ下落、するというアクシデントに見舞われたのである。この他では、先週の上昇(下落)した銘柄が下落(上昇)するという、何とも言えぬ反動相場となったのである。
4月22日のアメリカ市場は、大幅な利上げを警戒してか2%を超える下落となったので、ご主人は、GW直前の来週の株式市場は荒れそうな予感なのである。