9月20日、化学専門商社の稲畑産業(8098)の株価はザラ場で2,574円と、2022年2月22日につけた2,525円以来、7ヶ月振りに上場来最高値を更新したのである。2月の上場来高値更新の要因は、2月7日に発表された2022年3月期通期業績予想の修正(上方修正)と配当の修正(増配)がキッカケで、3週連続上場来最高値更新したのであるが、今回は買い材料が見当たらないのである。
ということで、今回の稲畑産業の上場来最高値更新は、第2四半期(9月)の配当と株主優待取り狙いの上昇なのかもしれないのである。第2四半期の配当予想は50円、株主優待は次のとおり、保有株数と保有期間に応じてQUOカードが貰えるのである。
2023年3月期の年間配当予想は115円なので、100株、保有期間6ヶ月未満ならば、配当11,500円+QUOカード500円なので、上場来最高値で購入しても総合利回りは12,000円÷257,400円=4.66%、保有期間3年以上ならば配当11,500円+QUOカード2,000円なので、総合利回りは13,500円÷257,400円=5.24%と、まだまだ高いのである。
因みに、ご主人は300株を1,680円で購入し、6ヶ月以上保有しているので、(115×300+3,000)÷504,000=7.44%となかなかの数字なのである。
また、同日、トリドールホールディングスの株価はザラ場で3,125円と、9月9日につけた3,025円以来、11日振りに上場来最高値を更新したのである。詳しくは9月9日を見て欲しいのである。