今週も、ロシアのウクライナ侵攻、アメリカ金利上昇(金融緩和の縮小)を懸念してなのか、アメリカ市場の下落に影響されたのか、TOPIX(前週比-1.95%)、日経平均株価(前週比-2.07%)とも3週間ぶりに下落なのである。アメリカ市場は、17日、18日と下落したことから、21日の日本市場が荒れそうな予感なのである。
ご主人のポートフォリオも3週間ぶりにマイナス、しかも-3.59%とTOPIX、日経平均株価を下回る低調さなのである。これは、今年はグロース株に逆風が吹いているということもあり、ご主人のポートフォリオの唯一のグロース株であるベネフィット・ワンの株価が年初から下がり続け、下げ止まらずというのが大きな要因なのである。仮にベネフィット・ワンの株価が先週と同じならば、-0.70%の下落でとどまるので、その影響の大きさが分かるのである。
株主優待・配当重視、長期保有の投資方針のご主人は、投資方針に影響を与える企業が開示する配当予想や業績の修正はいつもチェックしているのである。今週のトピックスは、2週連続上場来最高値更新2社(稲畑産業とマックスバリュ東海)、13ヶ月ぶりに年初来高値更新1社(マックスバリュ西日本)、2022年3月期通期業績予想の上方修正1社(トリドールホールディングス)、株主優待の一部変更(ニチリン)、10年連続増配見込みのバリューHRなど、話題が豊富な1週間だったのである。日本リート投資法人(3296)の分配金予想が前年より低下したため2022年の予想配当総額(源泉徴収前)は485万円(前週比-4万円)と、目標の500万円から少し遠のいたのである。
稲畑産業(8098)は、2月7日14時、2022年3月期通期業績予想の上方修正と増配の発表をきっかけに株価は7日から3日連続で上場来最高値更新し、10日は下落したものの今週2月14日から17日まで4日連続上場来最高値更新なのである。しかも14日2,405円、15日2,439円、16日2,453円、17日2,477円とじわじわと上昇しているので、3月末の配当の権利取りに向けこのトレンドはもう少し続くのではとご主人は思っているのである。また、マックスバリュ東海(8198)は、2月17日2,849円、2週連続上場来最高値更新したのは、好調な業績と2月末の配当と株主優待の権利取り狙いなのかもしれないのである。そして、3月1日に四国最大のチェーンストアであるフジ(8278)との統合・上場廃止を控えたマックスバリュ西日本(8287)は、2月18日年初来高値更新2,102円、こちらも2月末の配当と株主優待の権利取り狙いなのかもしれないのである。
今週のプラス要因は、マックスバリュ西日本10.05%、トリドールホールディングス(3397)9.57%、稲畑産業+7.50%のほか、三機工業(1961)+4.69%、などなのである。マイナス要因は、昨年好調だったベネフィット・ワン(2412)-18.92%、USEN-NEXTホールディングス(9418)-9.26%、トーメンデバイス(2737)-5.02%、そしてリート全体が低調ということもあり日本リート投資法人-4.45%、スターアジア投資法人(3468)-4.03%などなのである。