ご主人の主目標である年間500万円の配当は、9月末現在、今年の実績と配当予想を合算すると520万円(前月比+2万円)となり、3年振りに500万円を突破する見込みなのである。しかし、ウクライナ戦争の長期化、対ロシア経済制裁、米中対立、世界的な原油高・資源高・食料高、アメリカのインフレ・利上げ・景気後退、円安、コロナ禍など、波乱要因は数多くあり、来年の不確実性は高まりつつあるのである。そこで、まずはNISA口座のスターアジア投資法人を現金化し(その後投資口価格は下落)、そして、9月28日に発表された合同会社グリーンエネルギー(非上場)によるタカラレーベン・インフラ投資法人に対する公開買付の実施を受け、NISA口座分と特定口座分すべてを現金化することとしたのである。タカラレーベン・インフラ投資法人は数少ない5月・11月決算なので、無くなるのは残念なのである。
9月30日現在、ポートフォリオ時価総額は1.86億円(前月比-2.60%)と下落したうえ、2021年末比でも-12.14%と、まだまだ苦戦しているのである。TOPIX(同-6.80%)と日経平均株価(同-8.16%)よりも下落幅が小さかったのは救いなのである。
プラス要因は、タカラレーベン・インフラ投資法人が9月28日に発表された公開買付を受け買付価格近くまで上昇したほか、共立メンテナンス、クリエイト・レストランツ・ホールディングス、ホットランドなどがコロナ禍から回復しつつあるのである。そのような中で、久々にトリドールホールディングス、稲畑産業が、上場来最高値更新したのである。年初来高値更新は、12社(三機工業、トリドールホールディングス、コメダホールディングス、FPG、稲畑産業、三菱HCキャピタル、共立メンテナンス、スターツプロシード投資法人、アクティビア・プロパティーズ投資法人、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人、タカラレーベン・インフラ投資法人)とまずまずなのであるが、アメリカの利上げ以降はさっぱりなのである。
マイナス要因は、FPG、GSIクレオス、オリックス、JFEホールディングス、日本モーゲージサービスなど、いずれも9月末の権利落ち、そしてアメリカの景気後退懸念に伴い日米の株価が大きく下落したことが大きく影響したのである。FPG、GSIクレオスは、8月に大きく上昇した反動もあるのである。
時価総額ベスト5
1位 ベネフィット・ワン 組入比率 10.5% 騰落率 -3.02%
2位 共立メンテナンス 組入比率 10.1% 騰落率 +10.08%
3位 ノエビアホールディングス 組入比率 6.1% 騰落率 -1.74%
4位 タカラレーベン不動産投資法人 組入比率 5.0% 騰落率 -3.84%
5位 さわかみファンド 組入比率 4.1% 騰落率 -6.98%
現金 組入比率 12.4%
騰落率ベスト5
2位 共立メンテナンス +10.08%
3位 クリエイト・レストランツ・ホールディングス +6.75%
4位 ホットランド +3.72%
5位 日本製紙 +3.33%
騰落率ワースト5
1位 FPG -13.69%
2位 GSIクレオス -13.25%
3位 オリックス -11.75%
4位 JFEホールディングス -11.12%
5位 日本モーゲージサービス -10.50%
ということで、9月末現在、主目標である年間配当500万円の達成はほぼ確実ではあるが、波乱要因は多数あり、来年以降の見通しは決して明るくないことから、ポートフォリオの現金比率を高め、引続き株主優待と高配当を重視し、割安(株価急落時)な銘柄の購入をする程度の地味なポートフォリオ管理を続けて行くのである。