9月28日、合同会社グリーンエネルギー(非上場)は、タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)に対する公開買付の実施を発表したのである。公開買付者である合同会社グリーンエネルギーは、タカラレーベンが70%、SMFLみらいパートナーズ(三井住友フィナンシャルグループの子会社である三井住友ファイナンス&リースの子会社)が25.1%、三井住友銀行(三井住友フィナンシャルグループの子会社)が4.9%を匿名組合出資している。買付価格は127,000円、買付期間は9月29日から11月11日、公開買付代理人はSMBC日興證券(公開買付復代理人は無し)なのである。
この公開買付について、タカラレーベン・インフラ投資法人は応募の推奨を行っていることからも成立(上場廃止)の可能性が高いと推測されるのである。タカラレーベン・インフラ投資法人の9月28日の投資口価格(終値)は114,500円、公開買付価格127,000円なので、12,500円(10.9%)のプレミアム価格なのであるが、このプレミアムは2年の分配金で回収できる額なのである。ということで、配当重視のご主人は、タカラレーベン・インフラ投資法人を98,115円で購入しており今後1年間の投資利回りは6.75%が予想されていたのが、この公開買付で分配金が無くなってしまうのを残念に思っているのである。