9月29日、ＤＣＭホールディングス（3050）から、ケーヨー（8168）へのＴＯＢの実施が発表されたのである。ＤＣＭホールディングスは、2017年1月にケーヨーと資本業務提携しており、現在、子会社保有分を含めケーヨー株31.86％を保有し、今回のＴＯＢで議決権の３分の２以上を保有するため、20,807,500株（35.68％）を買い付け予定の下限としたのである。応募がこの下限を下回った場合は買付を実施せず、下限を上回った場合には上限なく買付を実施するのである。買付価格は1,300円、これは、ＴＯＢ発表前日の終値830円に56.63％のプレミアムを加えた価格（9月29日の終値は821円）になるのである。買付期間は10月2日から11月14日まで、公開買付代理人はＳＭＢＣ日興證券なのである。
ということで、予想どおり10月2日の株価はストップ高の971円、翌3日もストップ高1,121円、４日以降は1,297～1,298円で取引されているのである。株価が買付価格の1,300円に近いということで、市場で売却する方法もあるが、ご主人は丁度1年前、タカラレーベン･インフラ投資法人のＴＯＢに際して開設した公開買付代理人（ＳＭＢＣ日興證券）の口座を残しているので、ここに株式移管を行いＴＯＢに応募する予定なのである。今後の手続きは、楽天証券からネットで簡単にＳＭＢＣ日興證券に株式移管手続きを行い、ＴＯＢの応募はＳＭＢＣ日興證券（日興イージートレード）にログインして、「公開買付説明書」を読み、ネットで応募するだけと至って簡単なのである。11月14日が応募の締切り、11月20日に入金となる予定なのである。
因みに、ケーヨーのＴＯＢにより想定外の売却益が発生するため、リンガーハット（8200）を500株売却する計画は、来年に先送りとなったのである。
