GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ぴあから2023年3月期第2四半期決算短信と通期業績予想の上方修正が発表されたのである

 11月10日13時、ぴあから、2023年3月期第2四半期決算短信と通期業績予想の修正が発表されたのである。売上高156億円(前年同期比159.7%)、営業利益4億40百万円(前年同期営業損失17億54百万円)、経常利益3億90百万円(前年同期経常損失17億40百万円)、純利益10億29百万円(前年同期純損失17億29百万円)、1株当たり利益67.47円(前年同期-115.25円)と、コロナ禍による赤字続きであったが漸く黒字転換したのである。このような回復ぶりについて、ぴあは、「音楽公演の全国ツアーや大規模フェス、プロスポーツの国際大会等の大型案件が続々と開催され、市場の回復に加え、獲得案件数の増加、公演ごとの単価が上昇したことにより、チケット販売も好調に推移しました。加えて、ぴあアリーナMMの稼働日数が増加傾向にあること、出版においては、前期商品が引き続き好調であること」と説明しているのであるが、これに加え子会社の株式の一部譲渡により678百万円の特別利益が貢献しているのである。

 また、同日、このような第2四半期決算短信を踏まえ、2023年3月期通期業績予想の修正が発表されたのである。売上高は変更ないが、営業利益7億円⇒8億円、経常利益4億円⇒6億円、純利益9.5億円⇒13億円、1株当たり利益62.47円⇒85.20円と、利益はいずれも上方修正されたのである。修正理由について、ぴあは「第2四半期におきましては、集客エンタテインメント市場のコロナ禍からの回復基調により、第1四半期に続き、チケット販売や興行の主催、アリーナの稼働率等が好調に推移しました。加えて、営業外収支においては、関係会社の持分損益が改善し、キャッシュ・フローの良化により借入金の返済が進捗し、支払利息が減少しました。また、繰越欠損金の控除上限の特例措置の適用が認められたことにより、対象となる繰越欠損金の繰延税金資産を計上することが可能となり、親会社株主に帰属する当期純利益を改善する効果が見込まれます。」と説明しているのである。なお、配当予想については、依然として未定としているのである。

 因みに、10日の株価は前日の終値である3,285円付近で推移していたところ、13時にこれらの発表が行われた途端一気に3,445円まで上昇したが、その後はジリ下がり、終値は前日比65円(+1.98%)高の3,350円なのである。やはり、今第8波が懸念されていることと、子会社の株式譲渡益は一時的なものという評価なのかもしれないのである。