GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

投資法人みらいから第13期の分配金と資産運用報告が届いたのである

 1月17日、投資法人みらい(3476)から、第13期(2022年5月~2022年10月)の分配金(1,313円)と資産運用報告が届いたのである。投資法人みらいは、三井物産アセットマネジメント・ホールディングス株式会社と不動産投資会社イデラキャピタルをスポンサーに、オフィス、商業施設、ホテル、物流施設に投資するいわゆる総合型のリートで、目新しいところでは教育施設(東京衛生学園専門学校)へも投資をしているのである。

 資産規模は、第13期に2物件を譲渡し、1物件を新たに取得して1,631億円となり、全61リート中44位、1月23日の終値時価総額は782億円で48位と規模の小さいリートなのである。NAV倍率(NAV倍率とは不動産を時価評価した純資産価値に対する投資口価格の割安度を表す指標。株式におけるPBR(株価純資産倍率)に似た指標。NAV倍率が低い程割安と言えるのである。)は、0.86で15位(2022年7月15日28位)とあまり評価されていないのである。

 リートの特長の一つが分配金であるが、投資法人みらいの分配金は、投資口が4分割された第7期(2019年5月~10月)が1,563円、以降1,561円、1,429円、1,238円、1,289円、1,267円、第13期1,313円、次期以降の予想分配金は1,285円、1,100円なのである。やはり、投資物件の中にコロナ禍の影響を受けるホテル(15.9%)、商業施設(21.4%)を抱えているため、第9期(2020年5月~10月)から少々低調に推移しているのである。とは言え、4月末、10月末が権利月の上場株式は少なく、ご主人のポートフォリオの中では、NTT都市開発リート投資法人スターツプロシード投資法人投資法人みらいの3つのリートのみなので、その分配金は貴重なのである。

 投資法人みらいの1月23日投資口価格終値は44,150円、第14期・15期の予想分配金は計2,385円なので、分配金利回りは5.40%、全61リートのうち第7位とあまり評価されていないのは、ホテル、商業施設への投資が遠因と思われるのである。因みに、ご主人は上場間もない頃とコロナショック時に、平均36,958円で購入しているので、実に投資利回りは6.45%とまあまあ高いのであるが、ご主人は、今後はコロナ禍規制の解除というプラス要因と、金利上昇というマイナス要因が、どのように影響するのか図りかねているのである。

主要な経営指標(第13期資産運用報告)

 最後に、投資法人みらいの投資主優待制度(有効期限は2023年12月31日まで)は、保有しているホテルのオペレーターの協力を得て、コートホテル・EN HOTEL、ホテルウィングインターナショナルを割引料金で宿泊できるのである。そして従来は電話予約限定であったが、漸く公式サイトからネット予約ができるようになり、コートホテル・EN HOTEL公式サイト料金の10%引き、ホテルウィングインターナショナルは公式サイト料金の12%引きとなるのである。