GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

投資法人みらいから第15期の分配金と資産運用報告が届いたのである

 1月15日、投資法人みらい(3476)から、第15期(2023年5月~2023年10月)の分配金(1,215円)と資産運用報告が届いたのである。投資法人みらいは、三井物産アセットマネジメント・ホールディングス株式会社と不動産投資会社イデラキャピタルをスポンサーに、3大都市圏に所在するオフィス、商業施設、ホテル、物流施設などに投資するいわゆる総合型のリートなのである。目新しいところでは教育施設(東京衛生学園専門学校)に投資し、第14期に初の居住施設(学生向け賃貸マンション)を取得し、第15期に公募増資した資金で第16期に5物件(オフィス1,物流施設1、ホテル3、計119億円)を取得する予定なのである。

 資産規模は、第15期末38物件、1,662億円であったが、第16期に入り4物件取得し、2023年12月末現在42物件、1,756億円、全58リート中41位、1月19日の終値時価総額は859億円で46位と規模の小さいリートなのである。NAV倍率(NAV倍率とは不動産を時価評価した純資産価値に対する投資口価格の割安度を表す指標。株式におけるPBR(株価純資産倍率)に似た指標。NAV倍率が低い程割安。)は、0.87で16位(2023年7月20日14位)とあまり評価されていないのである。

 リートの特長の一つが分配金であるが、投資法人みらいの分配金は、投資口が4分割された第7期(2019年5月~10月)が1,563円、以降1,561円、1,429円、1,238円、1,289円、1,267円、1,313円、第14期1,305円、第15期1,215円、次期以降の予想分配金は1,150円、1,185円なのである。第9期(2020年5月~10月)から少々低調に推移しているは、コロナ禍ではホテル(組入比率15.6%)、商業施設(同20.9%)が大きな影響を受け、そして、アフターコロナでは、供給の増加とテレワークの増加からオフィス(同52.8%)が低調なのである。投資法人みらいの1月19日投資口価格終値は45,050円、今後1年間の予想分配金は計2,335円なので、予想分配金利回りは5.18%、全58リートのうち第4位とあまり評価されていないのは、供給過剰感が出てきたオフィスが足を引っ張るのではないかという懸念かもしれないのである。

 これに対して、投資法人みらいは、第14期に初の居住施設(大学生向け)への投資、第16期にインバウンド需要が拡大しているホテルへの投資は、低調なオフィスを補うためなのか、投資法人みらいがオフィスメインの総合型リートから八方美人の総合型リートとなっていくのかもしれないのである。

主要経済指標(第15期資産運用報告)

 最後に、投資法人みらいの投資主優待制度(有効期限は2024年12月31日宿泊分まで)は、保有しているホテルのオペレーターの協力を得て、コートホテル・EN HOTEL、ホテルウィングインターナショナルを割引料金で宿泊できるのである。公式サイトからネット予約ができ、コートホテル・EN HOTEL公式サイト料金の10%引き、ホテルウィングインターナショナルは公式サイト料金の12%引きとなるのである。

株主優待制度