GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

タカラレーベン不動産投資法人から第9期の分配金と資産運用報告が届いたのである

 11月18日(3492)、タカラレーベン不動産投資法人から、第9期(2022年3月~8月)の分配金(3,008円)と資産運用報告が届いたのである。タカラレーベン不動産投資法人は、メインスポンサーがマンション・デベロッパーのタラレーベン(10月1日から持株会社MIRARTHホールディングスへ移行)、サブスポンサーがPAGインベスト・マネジメント、共立メンテナンス(9616)、ヤマダホールディングス(9831)が名を連ね、オフィス、住居(賃貸住宅)、商業施設、ホテルに投資する総合リートなのである。上場以降住居と商業施設を増やしており、最近の運用状況は、第9期にオフィスビル1物件譲渡し、住居3物件取得し、第10期には商業施設1物件とホテル1物件を譲渡し、住居8物件と商業施設1物件を取得しているのである。資産規模は1,217億円(2022年10月31日現在)で61リート中49位、時価総額649億円(2022年11月25日現在)は54位と、いずれも下位(小規模なリート)なのである。

 2018年7月に上場した新しいリートなのであるが、フル稼働した第2期(2018年9月~2019年2月)の分配金は3,398円、以後4,693円、3,693円、3,029円、3,100円、3,156円、3,120円、そして今期3,008円、不動産売却益が含まれる期もあるため分配金に少々ブレはあるが、コロナ禍でもホテルの比率が低いこともあり、賃料収入ベースでは毎期3,000円程度の安定した分配金を出しているのである。そして、リート全体稼働率は2022年8月末現在99.1%と高いのであるが、次期以降の分配金予想は、第10期2,710円、第11期2,554円と漸減傾向なのは気がかかりなのである。今後1年間(第10期及び第11期)の分配金予想は計5,264円、11月25日の投資口価格(終値)は107,700円なので、予想分配金利回りは5.18%で9位、NAV倍率(不動産を時価評価した純資産価値に対する投資口価格の割安度を表す指標、株式におけるPBR(株価純資産倍率)に似た指標。NAV倍率が低い程割安と言える。)は0.92で14位と、どちらの指標からもあまり評価されていないのである。因みに、ご主人は平均90,061円で購入しているので投資利回りは5.84と低下しているのである。 

 なお、ヤマダ電機などで使えるタカラレーベン不動産投資法人の投資主買物優待券は、残念なことに、第8期を最後に廃止(詳細は4月17日)となったのである。

タカラレーベン不動産投資法人第9期決算説明資料より