ご主人から、またも「ガビーン」と奇声が飛び出したのである。というのも、2月27日15時時、日本モーゲージサービス(7192)から、「株主優待制度の廃止に関するお知らせ」が発表され、2024年3月末権利の株主優待を最後に、株主優待制度が廃止されることになったのである。日本モーゲージサービスの株主優待制度は、次のとおり3月末、300株以上保有の株主に、保有期間に応じて、QUOカード、カタログギフト(熱海市土石流災害、東日本大震災、令和元年台風19号、西日本豪雨、熊本大地震に見舞われた地域の産品を網羅したもの)が貰えるのである。
廃止の理由について、日本モーゲージサービスは、「この度、中長期的な方向性の策定において、今後さらなる事業成長の実現に努めるとともに、株主の皆さまへより公平な利益還元のあり方という観点から、慎重に検討を重ねました結果、株主優待制度については廃止し、今後は配当等による利益還元に集約することといたしました。株主優待制度廃止後の配当につきましては、企業グループとしての投資資金を確保しつつ、配当性向50%を目標として、安定した配当を継続して行うことができるよう努めてまいります。」と説明しているのである。
ご主人は、株主優待制度が廃止されること自体は残念と思っているのであるが、1年以上も前に株主優待制度の廃止を発表している点は評価しており、株主優待制度の廃止後、つまり2025年3月期の配当が目標どおり配当性向50%を実現するのであれば、やむを得ないと思うのである。