GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

みずほリースから株主優待制度の廃止が発表されたのである

 11月8日15時、またまた、ご主人から「ガビーン」と奇声が飛び出したのである。というのも、みずほリース(8425)から、2024年3月期第2四半期決算短信と「株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更、配当予想の修正(増配)及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ」が発表され、既に実施済みの2023年3月末の株主優待を最後に株主優待制度が廃止されることになったのである。みずほリースの株主優待制度は、3月末、100株以上保有の株主に、保有期間に応じたQUOカードなのである(1年未満:3千円、1年以上:4千円)。

 廃止の理由について、みずほリースは、「この度、株主の皆さまへの公平な利益還元のあり方という観点から慎重に検討を重ねました結果、配当等による利益還元に集約することとし、株主優待制度を廃止することといたしました。」と説明しているのである。

 そして、この株主優待制度の廃止の理由(配当等による利益還元に集約)のとおり、2024年3月期期末配当は、当初の配当予想83円から6円増配し89円、年間配当が前期比25円増配の172円となる見込みなのである。

 さらに、2024年3月31日(日)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式を、1株につき5株の割合をもって分割することも発表されたのである。つまり、3月31日は株主名簿管理人の休業日なので、3月29日(金)が実質的な基準日となり、約定ベースでは3月27日(水)が基準日となるのである。株式分割の理由について、みずほリースは、「株式分割を行い、投資単位あたりの金額を引き下げることにより、新NISA制度の導入等も背景に個人投資家の皆さまがより投資しやすい環境を整え、市場流動性向上を図ることを目的としております。」と説明しているのである。11月8日の株価(終値)は4,725円なので5分割で945円、11単元(100株)で94,500円となり、確かに購入しやすくなるのである。

 最後に、2024年3月期第2四半期決算短信によれば、売上高2,717億円(前年同期比18.8%増)、営業利益188億円(同8.6%増)、経常利益257億円(同16.7%)、純利益178億円(同14.8%増)、1株当たり利益369.00円(前年同期322.06円)、中間配当83円(前期65円)と、増収・増益・増配と好業績なのである。特に経常利益は、船舶案件の売却に伴う配当金、海外不動産売却の配当金等により、大きく伸びているのである。2024年3月期通期業績予想は、営業利益340億円(前期比7.1%増)、経常利益450億円(同12.2%増)、純利益310億円(同9.2%増)、1株当たり利益640.35円と引続き好業績を見込んでおり、配当予想は前期比25円増配の172円(配当性向26.9%)なのである。