GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

NTT都市開発リート投資法人から分配金予想の修正(増額)が発表されたのである

 2月24日、NTT都市開発リート投資法人(8956)から、「2023年4月期(第41期)及び2023年10月期(第42期)の運用状況の予想の修正に関するお知らせ」が発表されたのである。第41期の予想は、営業収益107億円⇒122億円、営業利益41億円⇒53億円、経常利益37億円⇒49億円、純利益37億円⇒49億円、分配金2,680円⇒3,150円(+470円、+17.5%)と、いずれも大きく増加しているのである。第42期の予想は、営業収益104億円⇒121億円、営業利益39億円⇒52億円、経常利益34億円⇒47億円、純利益34億円⇒47億円、分配金2,680円⇒3,080円(+400円、+14.9%)と、こちらも大きく増加する見込みなのである。運用状況の予想の修正の理由について、NTT都市開発リート投資法人は、「オフィスビル1物件の取得及びオフィスビル1物件の譲渡」に伴うものであると説明しているのである。つまり、オフィスビル1物件の譲渡による譲渡差益を2期にわたって分配するということなのである。

 そして、これら2件の取引理由について、NTT都市開発リート投資法人は、『取得予定物件であるアーバンネット中野ビルの立地する中野駅北口周辺は「中野警察大学校」跡地で開発された「中野セントラルパーク」の竣工以降、新たなオフィスエリアとして注目されるようになったエリアであり、今後においても中野駅周辺において複数の大規模ビル開発も予定されていることから、更なるエリア発展や業務集積が期待できます。本物件は、2024年に竣工予定の中野区役所新庁舎の北側隣地に位置し、竣工後34年を経過しておりますが、スポンサーであるエヌ・ティ・ティ都市開発株式会社による適切な維持管理、設備更新の実施により、エリア内では相応の競争力を有しております。今後の周辺エリアの発展性及び安定的な収益確保が期待できることから本取得を決定しました。一方、譲渡予定物件である六番町ビルは1987年竣工のオフィスビルであり、シングルテナントより退去通知を受けたことを契機に、中長期的な観点から、本物件をリテナントした場合の収益予想、現状の不動産市況、ポートフォリオ全体の構成等を総合的に考慮した結果、本物件を譲渡して含み益を顕在化させると共に取得予定資産との入替を行うことで投資主価値の向上に資するものと考え、本譲渡を決定しました。』と説明しているのである。

 参考までに、2月24日のNTT都市開発リート投資法人の投資口価格(終値)は、134,700円、修正前の今後1年間の分配金予想は5,360円なので分配金利回りは3.98%、修正後の分配金予想は6,230円なので分配金利回りは4.63%となるのである。因みに、ご主人は、2012年にNTT都市開発リート投資法人を59,000円で購入しているので、修正後の分配金予想に基づくその投資利回りは10.56%と高い数字なのであるが、譲渡益によるものなので一過性なのである。