4月12日、コメダ珈琲店を展開しているコメダホールディングス(3543)から、好調な2023年2月期決算短信が発表されたのである。売上収益378億円(前期比13.6%増)、営業利益80億円(同9.8%増)、税引前利益80億円(同11.5.%増)、純利益54億円(同9.9%増)、1株当たり利益117.60円(前期107.02円)、配当52円(前期51円)と、いずれも前期比10%程度の伸びのである。売上収益は2022年3月期にコロナ禍前の2020年2月期を超えているが、2023年2月期は利益面でも超える復活ぶりなのである。このような好調な要因は、新規出店40店が貢献しているのは勿論であるが、2022年4月の値上げが顧客に受け入れられたのも大きな要因なのである。
そしてこのような好業績の結果、2021年4月14日に公表された2026年2月期を最終年度とする中期経営計画「VALUES 2025」のうち、2023年2月期のEPSとROICは数値目標を超えたことから、次とおり上方修正することとなったのである。
2024年2月期通期業績予想は、売上収益425億円(前期比12.3%増)、営業利益87億円(同8.4%増)、税引前利益86億円(同8.1%増)、純利益58億円(同8.3%増)、1株当たり利益127.33円、配当予想53円が見込まれているのである。
因みに、翌13日の株価はこのような好業績を評価して、一時前日比307円高(+12.77%)の2,710円まで上昇し、2022年10月17日以来半年ぶりに上場来最高値更新、終値は前日比282円高(+11.74%)の2,685円、東証プライム市場で第4位の上昇率だったのである。