4月14日、コメダ珈琲店を展開しているコメダホールディングス(証券コード3543)から、減益減配の少々苦戦した2021年2月期決算短信が発表されたのである。売上収益は288億円(前期比7.6%減)、営業利益は55億円(前期比30.0%減)、税引前利益は53億円(前期比30.7%減)、純利益は35億円(前期比33.2%減)、配当39円(前期51円)と、コロナ禍、苦戦はしたものの踏ん張ったと言えるのである。減益要因は、新型コロナウイルス感染症拡大に関連したFC加盟店に対する営業支援や都市部の一部の直営店舗に関する減損損失を計上した結果であり、減益・減配に踏みとどまったのは、郊外型、ロードサイド型の店舗が多い点が挙げられるのである。
2022年2月期業績予想は、売上収益329億円(前期比14.2%増)、営業利益同72億円(同31.6%増)、経常利益71億円(同31.7%増)、純利益は48億円(同35.1%増)と前期比では増収増益となるものの、純利益は新型コロナの影響が本格化する前の2020年2月期を下回り、完全回復とまではいかないが、配当は51円と2020年2月期と同額となる見通しなのである。