GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ケーヨーから2023年2月期決算短信が発表されたのである

 4月11日、ホームセンターD2を展開しているケーヨー(8168)から、2023年2月期決算短信が発表されたのである。売上高955億円(前期比6.4%減)、営業利益52億円(同2.0%増)、経常利益55億円(同0.5%増)、純利益36億円(同2.1%減)、1株当たり利益62.10円(前期58.60円)、配当14.5円(創業70周年記念配当2円を含む、前期12.5円)と、少々複雑な結果なのである。売上は、農業用品、省エネ・節約関連商品等が好調であったものの総じて低調であり、DIY・園芸用品やプライベートブランドの売上高構成比の上昇等により、荒利益率が改善した他、店舗オペレーション改善による経費削減を行ったことで、営業利益、経常利益はプラスとなり、DCM棚割導入や商品共通化により廃番となった旧商品の廃棄処分等による特別損失のため純利益は減少したのである。なお、純利益が減少したにもかかわらず、1株当たり利益が増加したのは自己株式取得によるものなのである。

 2023年2月期業績予想は、売上高956億円(前期比0.0%増)、営業利益54億円(同3.0%増)、経常利益56億円(同2.3%増)、純利益37億円(同1.5%増)、1株当たり利益64.31円と増収・増益が見込まれており、配当予想は14.5円と前期(記念配当2円を含む)と同額の見込みなのである。

 また、同日、「第2次中期経営計画の策定に関するお知らせ」が発表されたのである。その経緯は、「当社は、2022 年を最終年度とした第1次中期経営計画に沿った取り組みとして、DCMホールディングス(株)との資本業務提携によるシナジーを早期に享受するため商品統合の他、DCM棚割導入改装に注力し、現時点までに105店舗の全面改装を行ってまいりました。 また、合わせて収益改善の見込めない不採算店の閉鎖も進めてきたことで、荒利益 率の改善を中心に利益の大幅改善を図り、利益体質づくりを推進してまいりました。この度、これまで推し進めてきました利益体質づくりについて一定の目途がたったため、これまで築き上げた利益体質をさらに進化させ、持続的な成長を実現するために第2次中期経営計画を策定いたしました。」ということなのである。

 第2次中期計画は2024年2月期から2028年2月期の5年間、目標数値についてはつぎのとおりなのである。

標数

 そして、株主として、特に関心事項である「株主還元方針」について、ケーヨーは、「安定的かつ継続的な配当の実施を基本方針としたうえで、これまで1株当たり中間・期末配当金ともに6円25銭、年間配当金12円50銭をベースとしておりました。 今後は、安定配当をベースに1株あたり利益の増加にあわせて増配等も行ってまいります。なお、第1次中期経営計画の取り組みにより利益の改善が進んだことから、1株当たりの利益の状況も鑑み、中間・期末ともに1株当たりの配当を7円25銭とし、年間配当を14円50銭とすることを予定しております。また、自己株式の取得や上記配当により、株主還元を強化するとともに資本効率の向上に努めてまいります。」と説明しているのである。