4月18日、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278)から、第22期(2022年8月~2023年1月)の分配金と資産運用報告が届いたのである。ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人は、住居(賃貸住宅)とヘルスケア施設(介護施設)メインとする複合型のリートなのである。歴史的には住居型リートであったケネディクス・レジデンシャル投資法人とヘルスケア施設型リートのジャパン・シニアリビング投資法人が、2018年3月に合併してできた投資法人なのである。資産規模3,009億円(2023年1月末現在)は61リート中28位、時価総額2,212億円(2023年4月21日現在)30位と中位なのである。
2つのリートが合併した2018年3月以降の分配金の推移を見ると、2018年7月期が4,026円、その後、4,039円、4,063円、4,064円、4,065円、4,066円、4,117円、4101円、4,101円、そして2023年1月期4,257円、次期以降の分配金予想も、2023年7月期4,140円、2023年1月期4,140円と、コロナ禍においても安定しているのは、住居型、ヘルスケア施設型は景気変動を受けにくく、安定して高い稼働率(2023年1月末現在97.9%)を維持しているからなのである。また、稀少な1月/7月決算期のリートであることも、ご主人は非常にありがたいと思っているのである。
因みに、4月21日の終値は209,200円、2023年7月期及び2024年1月期の分配金予想は計8,280円なので分配金利回りは3.96%と、61リートの中では44位、NAV倍率(不動産を時価評価した純資産価値に対する投資口価格の割安度を表す指標、株式におけるPBR(株価純資産倍率)に似た指標。NAV倍率が低い程割安と言える。)は0.95で34位と、どちらの指標からもそこそこ評価されているのである。ご主人は118,000円で購入しているので投資利回りは7.02%となかなかのものなのである。
最後に、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人は投資主優待を実施しており、1口以上の保有者に対し、保有しているヘルスケア施設が、無料日帰り施設見学、無料体験入居のほか、入居時費用の割引などを実施しているのである。