6月30日、キャンドモータポンプメーカーの帝国電機製作所(6333)から、2023年3月期の株主優待と期末配当(58円)が届いたのである。帝国電機製作所の株主優待は、次のとおり保有株数に応じて、QUOカードまたは兵庫ゆかりの品カタログギフトなのである。
QUOカードの図柄は自社の主力製品であるキャンドモータポンプ(完全に密閉されているポンプ、canned motor pump)の写真を採用しているのである。
5月12日に発表された2023年3月期決算短信によれば、売上高28,450百万円(前期比27.9%増)、営業利益5,023百万円(同101.4%増)、経常利益5,472百万円(同85.3%増)、純利益3,996百万円(同101.1%増)、1株当たり利益214.95円(前期103.29円)、配当116円(同50円)、配当性向54.0%(同48.4%)と、大幅な増収・増益・増配なのである。その要因は、ポンプ事業の売上増加・利益率改善、為替差益などが貢献しているのである。
2024年3月期通期業績予想は、売上高281億円(前期比0.9%減)、営業利益45億円(同10.0%減)、経常利益46億円(同14.%減)、純利益32億円(同17..9%減)、1株当たり利益181.03円、配当予想92円(配当性向50.8%)と、微減収・減益・減配が見込まれているのである。その要因は、主力のポンプ事業については、前期受注が好調であったことから受注残が積み上がっているものの、直近の受注状況が米国を中心に弱含みであることから、通期の売上は横ばい、利益については原材料価格や人件費等の上昇により、減益となる見込みなのである。