GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ベネフィット・ワンへのTOBが発表されたのである その2(第一生命ホールディングス)

 12月7日、第一生命ホールディングス(8750)から、ベネフィット・ワン(2412)に対する公開買付(TOB)の予定が発表されたのである。第一生命ホールディングスは、1月中旬をめどにTOBを開始し、1株あたり1800円以上で買い取る方針なのである。そしてTOBを実施した後には親会社のパソナグループが保有する全株式を買い取り、完全子会社化を目指すとしているのである。

 ベネフィット・ワンに対しては、エムスリー(2413)が、公開買付期間11月15日から12月13日まで、買付価格1,600円でTOBを実施しているのである。ベネフィット・ワンの親会社で51.16%を保有するパソナグループ(2168)は、全株を応募することで合意しており、エムスリーはパソナグループの応募予定株式と同数の51.16%を買い付け予定数の下限に設定し、TOB成立後もベネフィット・ワンの上場を維持するため買付上限は55%に設定しているのである。

 第一生命ホールディングスの発表を受け、翌8日、ベネフィット・ワンの株価は急上昇し、前日比400円高(+26.46%)の1,912円で取引を終えたのである。

 今後は、ベネフィット・ワンパソナグループが、第一生命ホールディングスのTOBに応じるのか、エムスリーが買付価格を引上げて第一生命ホールディングスに対抗するのか、エムスリーがTOBから撤退するのかが焦点となるのである。