GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ケーヨーへの公開買付(TOB)が発表されたのである

 9月29日15時半、ご主人から、「えー」と、久々に奇声が発せられたのである。というのも、DCMホールディングス(3050)は、ケーヨー(8168)に対するTOBの実施を発表したのである。DCMホールディングスは、2017年1月にケーヨーと資本業務提携しており、現在、子会社保有分を含めケーヨー株31.86%を保有し、今回のTOBで議決権の3分の2以上を保有するため、20,807,500株(35.68%)を買い付け予定の下限としたのである。応募がこの下限を下回った場合は買付を実施せず、下限を上回った場合には上限なく買付を実施するのである。買付価格は1,300円、これは、TOB発表前日の終値830円に56.63%のプレミアムを加えた価格(29日の終値は821円)になるのである。買付期間は10月2日から11月14日まで、公開買付代理人はSMBC日興證券なのである。

 ケーヨーは、同日、TOBに賛同意見を表明し、株主に応募を推奨することを決議し、併せて、TOBの成立を条件に、2024年2月期期末の配当と株主優待(買物が10%割引となる優待カード)を実施しないことを発表したのである。つまり、2024年2月期第2四半期の配当(7.25円)と株主優待(有効期限2024年5月末)が最後なのである。

 ということで、29日の株価終値が821円なので値幅制限は150円となり、10月2日の株価はストップ高の971円で取引成立せず、翌3日も値幅制限150円なのでストップ高1,121円で取引成立せず、4日は値幅制限500円なので、1,300円近くで漸く取引成立見込みなのである。ご主人は、ケーヨー株を引続き保有するメリットはないので、TOBに応募することになるのである。