GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

吉野家ホールディングスから2024年2月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである

 10月11日、吉野家ホールディングス(9861)から、2024年2月期第2四半期決算短信、2024年2月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである。第2四半期決算短信によれば、売上高916億54百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益39億86百万円(同275.2%増)、経常利益43億47百万円(同8.7%減)、純利益28億79百万円(同38.7%減)、1株当たり利益44.52円(前年同期72.61円)と、いずれも当初の予想を上回る実績となったのである。売上高、営業利益が好調な要因は、吉野家事業、はなまる事業、海外事業とも、コロナ禍規制の緩和による来店客の増加が挙げられ、経常利益以下の減少は新型コロナ感染症対策等補助金の減少によるのである。また、コロナ禍以前の2020年2月期第2四半期と比較しても、売上高は下回るものの(既に売却済みの京樽、フォルクス等を除けば上回っている)、利益はいずれも上回っており、コロナ禍から復活と言えるような状況なのである。

 このような、好業績を受け、2024年2月期通期業績予想は、売上高1760億円⇒1,810億円(前期比7.7%増)、営業利益46億円⇒68億円(同98.0%増)、経常利益47億円⇒71億円(同18.8%減)、純利益24億円⇒37億円(同48.9%減)、1株当たり利益37.11億円⇒57.20円と、いずれも上方修正されたのである。上方修正理由について、吉野家ホールディングスは、「各事業の「客数獲得」に向けた販売施策の奏功もあり、当第2四半期累計期間の全社の既存店売上高が計画を上回って推移した結果、売上高は916億54百万円(前年同期比 112.0%)と大幅な増収となりました。コスト面では、政府による光熱費の負担軽減策の支援を受けたことに加え、売上高上昇による変動経費の増加を適切に管理したことで、当第2四半期累計期間の営業利益、経常利益、四半期純利益は前回予想を大幅に上回りました。第3四半期以降の売上高は、引き続き客数獲得に向けた施策を展開することで、前回予想通りに推移すると見込んでいます。コスト面では、原材料費の上昇や想定を上回る円安の進行があるものの、売上高の伸長と適正な経費コントロールを行うことで、営業利益は前回予想通りに推移すると見込んでいます。」と説明しているのである。つまり、通期業績予想は、第2四半期の増収・増益分を上乗せしただけなので、上振れの可能性は十分ありうるのである。

 さらに、第2四半期の好業績と通期業績予想の上方修正を受け、中間配当は5円⇒8円(前期5円)と増配、期末配当予想も5円⇒8円(前期5円)と増配、通期では10円⇒16円(前期10円)となったのである。

 翌12日の株価は、吉野家ホールディングスの通期業績予想と配当予想の上方修正を評価し、一時前日比343.5円高(+12.31%)の3,134円と、2020年1月10日につけた3,050円以来、3年9ヶ月振りに上場来最高値更新したのである。

吉野家ホールディングス 祝! 上場来最高値更新