GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ベネフィット・ワンへのTOBが発表されたのである その3(公開買付期間の延長)

 12月12日、ベネフィット・ワンに対し、買付価格1,600円で公開買付け(TOB)実施中のエムスリー(2413)から、公開買付期間を12月13日から延長し、1月17日までの40営業日とすることが発表されたのである。公開買付期間が延長された背景には、12月7日、第一生命ホールディングス(8750)から、ベネフィット・ワン(2412)に対し、買付価格1,800円以上で2024年1月中旬にTOBの予定が発表されたためなのである。

 第一生命ホールディングスに発表を受け、買付期間の延長について、ベネフィット・ワンは、「本第一生命意向表明書等及び本第一生命プレスリリースを精査したうえで、公開買付者及び応募予定株主のほか、第一生命とも誠実に協議等を行い、当社取締役会及び本特別委員会において、当社の企業価値及び株主共同の利益の観点から慎重に検討を行うため、公開買付者に対し、本公開買付けの買付け等の期間を延長するよう要請いたしました。」と説明しているのである。そして、エムスリーは、ベネフィット・ワンの要請を受け、2023年12月12日付で、本公開買付けの買付け等の期間を延長し、2024年1月17日までの40営業日としたのである。

 ということで、ベネフィット・ワンに対するTOBは、越年することとなったのである。いずれにしても、エムスリーがTOBから撤退するのか、第一生命ホールディングスに対抗して買付価格を引上げるのかが焦点となったのである。