GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

吉野家HDから2024年2月期通期業績予想と配当予想の上方修正が公表されたのである

 2月29日16時、吉野家HD(9861)から、2023年10月11日に公表された2024年2月期通期業績予想と配当予想の上方修正が公表されたのである。売上高1,810億円⇒1,860億円(前期比10.6%増)、営業利益68億円⇒74億円(同115.5%増)、経常利益71億円⇒80億円(同8.5%減)、純利益37億円⇒48億円(同33.6%減)、1株当たり利益57.20円⇒74.20円(前期111.86円)といずれも上方修正されたのである。上方修正の理由について、吉野家HDは、「売上高は、新型コロナウイルス感染症規制緩和に伴う社会経済活動の再開による人流の増加を追い風とし、前回予想では前年同期に対し107.7%で推移すると仮定をおいて算定しました。しかしながら、各事業の「客数獲得」に向けた販売施策の奏功に加えて価格改定の影響もあり、全社の既存店売上高が計画を上回って推移した結果、売上高は1,860億円(前年同期比110.6%)と増収となる見込みです。コスト面では、売上高上昇による変動経費の増加を適切に管理したことに加えて政府による光熱費の負担軽減策の支援を受けたことにより営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を上回る見込みです。」と説明しているのである。

 また、2024年2月期期末配当予想は8円⇒10円(前期5円)と上方修正され、通期通期配当予想も16円⇒18円(前期10円)と上方修正されたのである。上方修正の理由について、吉野家HDは、「当社は、剰余金の配当につきまして、株主の皆様に対して安定的かつ継続的な利益還元を行うことを基本としながら、経営環境や資金需要の状況、連結業績の動向ならびにグループの成長に向けた積極的な事業展開に必要な内部留保の充実等を総合的に勘案して決定することを基本方針としております。上記方針と本日発表の「2024年2月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を踏まえ、2024年2月期の期末配当予想を2023年10月11日に公表した前回予想の1株当たり8円から2円増配の10円に修正します。」と説明しているのである。

 因みに、翌3月1日の株価はというと、2月29日の終値3,184円を下回って推移し、終値は前日比3円高(+0.09%)の3,187円と、反応薄であったのである。上方修正といっても予想できるレベルの内容であったことと、公表されたのが2月29日16時、つまり2024年2月期末の最終権利日である27日は過ぎているので、反応薄は当然の結果なのかもしれない。