4月26日、NECキャピタルソリューション(8793)から、2024年3月期決算短信が発表されたのである。売上高2,558億円(前期比0.9%減)、営業利益116億円(同0.2%減)、経常利益118億円(同5.0%減)、純利益70億円(同9.6%増)、1株当たり利益326.66円(前期298.14円)、配当130円(前期110円)、配当性向39.8%(前期36.9%)なのである。前期比では低調な結果となったのは、メインのリース事業の契約実行高は前期比4.3%減と前期に複数の大型の官公庁自治体案件があった反動、また、2023年10月、取引先であるパチンコの株式会社ガイアの民事再生手続開始などのマイナス要因があったものの、期初の通期業績予想を若干下回って着地したというところなのである。
2025年3月期通期業績予想は、売上高2,600億円(前期比1.6%増)、営業利益120億円(同2.6%増)、経常利益125億円(同5.8%増)、純利益80億円(同13.7%増)、1株当たり利益371.50円、配当予想150円(配当性向40.4%)と増収・増益・増配を予想しているのである。メインのリース事業の成約高は、官公庁の大型案件を獲得したことから前期比10.3%増となったのが貢献しているのである。なお、直近の配当は、2020年3月期と2021年3月期は60円と同額であったが、2022年3月期74円、2023年3月期110円、2024年3月期130円と3期連続増配実績、そして2025年3月期配当予想150円なので4期連続増配見込みなのである。