6月3日、稲畑産業(8098)から、2024年3月期の期末配当(65円)、定時株主総会招集通知、スマート行使プレゼント企画の案内が届いたのである。
株主名簿管理人である三井住友信託銀行証券代行部からは、「スマートフォン用議決権行使ウェッブサイト「スマート行使」での議決権行使の後に、アンケートにご協力いただいた株主様の中から、抽選で応募者100名様につき1名様の割合で、QUOカード500円分を進呈します。」というスマート行使プレゼント企画の案内が届いたのである。抽選結果は株主総会開催月(6月)の翌々月末頃、つまり8月末頃に結果が判明するのである。アンケート内容は、専ら株主の属性、株式の保有年数、稲畑産業に対する期待事項、充実してほしい開示事項、今後の投資検討などである。因みに、2024年はこれで合計19回のスマート行使となり、19回のスマート行使で1回でも当たる確率=1-(19回すべてハズレの確率)=1-0.99¹⁹=1-0.8262=0.1738、つまり17.38%の確率なのである。なお、2024年はこれで合計19回のスマート行使なのであるが既に3回ハズレており、3月に開催された定時株主総会で計4回スマート行使したが、5月末にまでに当選の通知もなく全てハズレが判明したのである。スマート行使は、2021年15回、2022年30回、2023年40回、そして2024年7回全てハズレなので、通算92連敗中なのである。
稲畑産業の株価は、5月9日3,300円前後で推移していたが、14時の2024年3月期決算短信の発表を受けて3,385円に上昇し、2023年6月22日につけた3,375円以来11ヶ月ぶりに上場来最高値更新し、さらに、翌10日、3,440円と2日連続上場来最高値更新したのである。その後、IR情報も無いなか、稲畑産業の株価は、6月3日10時13分頃、前日比110円高(+3.29%)の3,455円と、5月10日につけた3,440円以来1ヶ月ぶりに上場来最高値更新したのである。なお、この日「自己株式の取得状況に関するお知らせ」が発表されたが、11時なので、上場来最高値更新とは直接的には関係ないのである。さらに、翌4日、3,470円と2日連続上場来最高値更新したのである。ということで、ご主人は、2025年3月期は7期連続増配が見込まれるのと、第2四半期の株主優待(QUOカード)が再評価された上場来最高値更新と推測しているのである。