GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

東京鐵鋼から2025年3月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである

 10月31日13時半、東京鐵鋼(5445)から好調な2025年3月期第2四半期決算短信が発表されたのである。売上高423億円(前年同期比11.7%増)、営業利益6,918百万円(同56.9%増)、経常利益7,102百万円(同45.7%増)、純利益5,01百万円(同53.0%増)、1株当たり利益569.66円(前年同期366.11円)、中間配当100円(前期50円)と、増収・大増益・増配なのである。好業績の要因について、東京鐵鋼は「製品出荷量が前年並みに推移した中で、製品出荷価格の上昇およびその関連商品等の出荷量の増加を主因としております。利益につきましては、製品価格と主原料である鉄スクラップ価格の差であるメタルスプレッドが改善したこと並びに関連商品等の売上高増による粗利の増加など」と説明しているのである。

 このような好業績を受け、同時に2025年3月期の「業績予想の修正に関するお知らせ」が発表されたのである。売上高825億円⇒840億円(前期比1.6%減)、営業利益100億円⇒140億円(同129.6%増)、経常利益100億円⇒140億円(同102.2%増)、純利益69億円⇒98億円(同85.9%増)、1株当たり利益774.16円⇒1,113.19円(前期884.90円)、と、いずれも上方修正されたのである。この修正理由について、東京鐵鋼は、「通期の売上高については、足許の製品出荷量が昨年度並みで推移する中、製品出荷価格へのコスト反映が進み、またその関連商品等の出荷量の増加が見込まれることから、約2%、15億円増収の840億円に修正いたします。損益については、主原料である鉄スクラップの購入価格が当初予想を大きく下回り、メタルスプレッドの改善が想定されることなどから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益で予想数値を引き上げております。」と説明しているのである。

 また、第2四半期の大増益を受け、中間配当は配当予想70円のところ100円に増配(前中間期50円)しており、さらに今回の通期業績予想の上方修正に伴い期末の配当予想は165円⇒235円となり、通期の配当予想も235円⇒335円(前期270円)と大幅に上方修正されたのである。増配理由について、東京鐵鋼は、「当社は、利益配分につきましては、市況変動等に耐えうる財務体質の確保ならびに主力事業の継続等に必要な投資の実行を勘案しながら、業績に裏付けられた成果の配分を安定的に行うことを基本方針としております。当期の中間配当金につきましては、現在の業績状況(実績および予想)、財務状況、株主還元状況等を総合的に勘案した結果、直近予測から1株当たり30円増配の100円とすることといたしました。なお、期末配当金(予想)につきましても、直近予想から70円増配の235円とし、年間配当金は335円を予定しております。」と説明しているのである

 因みに、この日の東京鐵鋼の株価は4,600円台で推移していたが、2025年3月期通期業績予想と配当予想の上方修正を受け急騰し、終値ストップ高の5,420円なのである。