GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

トーメンデバイスから2024年3月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである

 3月22日13時、トーメンデバイス(2737)から、2024年3月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである。2024年3月期通期業績予想は、売上高3,550億円⇒3,700億円(前期比11.4%減)、営業利益79億円⇒92億円(同24.8%減)、経常利益48億円⇒60億円(同8.9%減)、純利益11億円⇒20億円(同59.2%減)、1株当たり利益161.74円⇒294.07円と、いずれも上方修正され、特に利益面の改善が大きいのである。上方修正の理由について、トーメンデバイスは、「メモリー価格が上昇基調にあるなか顧客の購買意欲が堅調であることから売上および売上総利益が増加、また、 為替相場が円安に推移したことから売上総利益が増加しました。加えて、当社の取引先である大和管財株式会社(旧商号:FCNT株式会社)の再生計画認可決定により、債権回収不能額が確定し貸倒引当金繰入額の一部戻入れが生じることから、経常利益が想定を大きく上回る見込みとなりました。」と説明しているのである。

 そして、このような通期業績予想の上方修正に伴い、2024年3月期配当予想は160円(配当性向98.9%)⇒200円(配当性向68.0%)と上方修正されたのである。配当予想の上方修正について、トーメンデバイスは、「当社は、株主の皆さまへの利益還元を経営上の重要課題の一つとして認識しており、連結業績に応じた業績連動型の配当であり、安定的な配当の継続を目指し、配当性向の引き上げを図っていくこと、並びに経済環境への変化と資金需要等を勘案し柔軟に対処する方針としております。今期においては、2023年6月16日に取引先の民事再生手続き開始の申立て等による通期連結業績予想の下方修正に伴い120円減配の120円(連結配当性向96.0%)を公表 、2024年1月31日に公表した業績予想の修正を踏まえ、40円増配の160円(配当性向98.9%)と  しておりました。この度の   上記業績予想の修正を踏まえ、総合的に検討した結果、配当金を40円増配の200円(連結配当性向68.0%)へと修正させていただきます。」と説明しているのである。

 トーメンデバイスのこの日の株価は6,000円前後で推移していたが、13時の発表を受け株価は一時前日比380円高(+6.39%)の6,330円と急騰、終値も6,330円なのである。

バリューHRから2023年12月期株主優待の案内が届いたのである

 3月21日、バリューHR(6078)から、2023年12月期株主優待の案内が届いたのである。バリューHRは、健康診断の予約や経年管理、さまざまなレジャー施設の料金割引、健康関連食品・グッズなどのネット販売を行う福利厚生サービス「バリューカフェテリア」サイトの運営、健康保険組合の設立・運営をサポートする事業を展開しているのである。バリューHRの株主優待は、12月末、保有株数、保有期間に応じて、この「バリューカフェテリア」サイトで使えるポイント(有効期間4月1日から最長翌々年3月31日まで)が以下の基準でもらえるのである。

株主優待について

 バリューカフェテリアは、そのメニューは様々な分野にわたり、23,000点以上の商品・サービスがあるので、探すのが中々大変なのである。更に、前回からは株主限定カタログ商品(35点)が新たに加わったのである。因みに、ご主人は、いつも、野菜ジュースなどを注文しているのである。

優待カタログ

 バリューカフェテリアは個人でも入会可能であるが、物販については他のネット通販、スーマーケットでの買物と比べて安いわけではなく、個人で入会して利用するメリットはあまりないのである。つまり、勤務先の福利厚生サービスを通じて会員になり、その補助金等を利用できるので割安というのが実態ではないかと思っているのである。

日本製紙から2024年3月期の復配が発表されたのである

 3月19日、日本製紙(3863)から、2024年3月期の配当予想の修正が発表され わずか10円であるが2年振りに復配となったのである。

 復配の理由について、日本製紙は、「当社は、グループの業績状況や内部留保の充実等を総合的に勘案した上で、可能な限り安定した配当を継続して実施することを基本方針としております。2024年3月期の配当予想につきましては、期末配当を未定としておりましたが、2024年2月9日に公表しました2024年3月期の業績予想に加え、翌期以降の業績動向等を踏まえ、復配に向けた環境が整ったものと判断し、1株当たり10円の配当とさせていただきます。」と説明しているのである。

 2023年3月期は、原燃料価格の高騰、円安、グラフィック用紙事業の撤退に係る固定資産の減損損失などで大幅な赤字となったが、漸く黒字転換の見込みが立ったということなのである。

マックスバリュ東海から2024年2月期通期業績予想の上方修正が発表されたのである

 3月19日、マックスバリュ東海(8198)から、2024年2月期通期業績予想の上方修正が発表されたのである。営業収益3,600億円⇒3,660億円(前期比4.2%増)、営業利益106億円⇒134億円(同30.1%増)、経常利益105億円⇒135億円(同31.3%増)、純利益57億円⇒83億円(同34.5%増)、1株当たり利益179.055円⇒260.63円(前期193.82円)と、利益面はいずれも大きく上方修正されたのである。

 この上方修正の理由について、マックスバリュ東海は「当期は、世界的な政情不安に急激な円安が加わり、エネルギー価格の高騰、食料品や生活関連商品の値上げが続き、お客さまの消費行動がよりシビアになる中で、当社ではデジタル販促の強化やプライベートブランドの訴求強化などによりお客さまの家計負担軽減に注力してきたことに加え、成長カテゴリーであるデリカ商品の拡充や、冷凍食品の品揃え拡大など、お客さまの多様な嗜好にお応えする商品・サービスの提供に向けた取組みを強化してまいりました。これらにより、既存店売上が伸長したことに加え、売上総利益率も改善いたしました。経費面では、セルフレジ導入や働き方改革・業務効率化を進めるとともに、冷凍ケースの入替による電気使用量の削減により電気代が大幅に削減できたことなどにより、営業利益・経常利益が当初予想を上回りました。また、既存店営業利益が改善したことにより、減損損失が削減できたことで、当期純利益についても当初予想数値を上回る結果となりました。」と説明しているのである。 長々と説明しているが、要するに、営業収益の増加は小さいことから、経費面の削減(人件費削減、事務効率化、電気使用量の削減等)が大きく貢献しているのである。

 なお、配当予想については何も触れていないが、配当予想60円に対し、1株当たり利益260.63円なので、配当性向は33.5%⇒23.0%と大きく低下し、2022年2月期の27.1%、2023年2月期の29.4%を下回ることから、ご主人は増配の可能性は十分あると考えているのである。

ソフトバンク 祝! 上場来最高値更新

 3月19日、ソフトバンクの株価は、一時前日比58.5円高(+2.96%)と、2月22日に付けた2,006円以来、1ヶ月ぶりに上場来最高値更新したのである。そして、翌21日も2,064.5円と2日連続上場来最高値更新したのである。

 ソフトバンクの株価は、2024年に入り、1月5日に1,831円と1ヶ月ぶりに上場来最高値更新し、9日1,855円、11日1,884.5円、12日1,899円、15日1,918.5円、17日1,940円、18日1,961円、22日1,992.5円、23日1,996.5円と、1月は連日のように上場来最高値更新したのである。2月22日には2,006円と初めて2,000円を突破、3月19日に2,036円と上場来最高値更新したのである。ソフトバンクは上場以来高配当株で有名で、3月末の権利を狙った新NISA口座での買いが集まったのかもしれないのである。19日の株価ベースで見ると、配当性向が90%程度ということもあり予想配当利回り依然4.25%と高配当ではあるが、PER20.76倍、PBR4.13倍と少々割高感が出て来たのである。

ソフトバンク 祝! 上場来最高値更新

 

リコーリース 祝! 上場来最高値更新

 3月15日、リコーリースの株価は、一時前日比120円高(+2.28%)の5,380円と1週間ぶりに上場来最高値更新し、翌18日5,410円、19日5,510円と、3日連続上場来最高値更新したのである。

 2023年9月14日、リコーリースの株価は4,600円と、2020年1月23日につけた4,585円以来、3年8ヶ月ぶりに上場来最高値更新し、その後もじわりじわりと上昇したのである。10月31日、リコーリースから、株式会社ガイア及びその関連会社2社に対する債権約54億円が取立不能又は取立遅延のおそれが生じたと悪い材料が公表されたものの、12月にかけて上場来最高値更新し続けたのである。2023年12月28日、4,825円と上場来最高値更新した後、29日4,865円、2024年1月4日4,895円、5日4,935円、9日4,960円と、5日連続上場来最高値更新したのである。その後も1月22日5,070円、23日5,150円、2月28日5,180円、3月1日5,200円、4日5,230円、7日5,240円、8日5,310円、15日5,380円、18日5,410円、19日5,510円と上場来最高値更新し続けたのである。つまり、半年にわたって上場来最高値更新を続けているのである。

 ということで、上場来最高値更新を続ける材料を強いて挙げるならば、同じリース業のみずほリースが、2023年11月8日に株主優待の廃止を発表したことから、同じQUOカード株主優待を実施しているリコーリースにシフトした可能性が考えられるのである。また、配当性向について、「配当の累進性と業界トップクラスの還元水準を意識し、持続的な成長と適正な資本構成及び財務体質の強化を図り、株主還元の拡充を目指す。配当性向は26/3期に40%以上、30/3期に50%を目安とする。」としていることも挙げられるのである(配当性向は2023年3月期36.2%、2024年3月期は特別損失を計上しているため54.5%)。そして、以前は高配当株であったが過去6ヶ月の株価上昇で2024年3月期の配当予想利回りは3月19日の終値ベースで2.72%とかなり低下したものの、PBR0.78倍、PER11.79倍と割高感はなく、昨今の株主優待ブームと相まって新NISAで購入する人が増えたのかもしれないのである。

リコーリース 祝! 上場来最高値更新

 

FPG 祝! 上場来最高値更新

 3月18日、FPG(7148)の株価は、一時前日比96円高(+5.18%)の1,949円と、3月2日つけた1,929円以来20日振りに上場来最高値更新したのである。そして翌19日も1,975円と、2日連続上場来高値更新したのである。

 2024年1月5日、FPGの株価は、前日比28円高(+1.63%)の1,738円と、2018年1月26日につけた1,729円以来、6年振りに上場来最高値更新したのである。そして、9日1,777円、10日1,781円、2月1日1,879円、20日1,896円、28日1,909円、3月1日1,920円、2日1,929円、18日1,949円、19日1,975円と、僅かずつであるが頻繁に上場来最高値更新したのである。

 1月31日に好調な2024年9月期第1四半期決算短信が発表されて以降、IR情報も無いなか僅かずつであるが上場来最高値更新し続けているのである。上場来最高値更新の直接的な要因はないが、推測するに、好調な業績が続いていること、株主優待はなくなったものの2024年9月期の予想配当利回りが3月19日の株価ベースで3.94%と依然高配当、PER12.73倍と過熱感はないことなどから新NISA向き銘柄として選好されたと考えられ、また、3月11日に中間配当を実施する旨(年間配当を二分割)が発表され中間配当を狙った買いが増えているのかもしれないのである。

FPG 祝! 上場来最高値更新