3月19日、日本製紙(3863)から、2024年3月期の配当予想の修正が発表され わずか10円であるが2年振りに復配となったのである。
復配の理由について、日本製紙は、「当社は、グループの業績状況や内部留保の充実等を総合的に勘案した上で、可能な限り安定した配当を継続して実施することを基本方針としております。2024年3月期の配当予想につきましては、期末配当を未定としておりましたが、2024年2月9日に公表しました2024年3月期の業績予想に加え、翌期以降の業績動向等を踏まえ、復配に向けた環境が整ったものと判断し、1株当たり10円の配当とさせていただきます。」と説明しているのである。
2023年3月期は、原燃料価格の高騰、円安、グラフィック用紙事業の撤退に係る固定資産の減損損失などで大幅な赤字となったが、漸く黒字転換の見込みが立ったということなのである。