昨夜、ご主人が、パソコン画面を見ながら、「やっぱりなー」と大きな声を上げた。ご主人に近づくと、すかいらーくホールディングス(コード3197)が、株主優待を改悪したのだよ、とトロに説明してくれたのである。
9月10日、すかいらーくホールディングスが発出した「株主優待制度の変更に関するお知らせ」で、2020年12月末の基準日から株主優待制度の変更(株主優待カードの金額がほぼ半減)を発表したのである。このお知らせで、変更の理由を、「新型コロナウィルスの影響により不透明な経営環境が続く中、当社では持続的成長の追求を優先事項ととらえ、収益構造改革の一環として株主優待制度のあり方を慎重に検討した結果、株主優待制度を変更した上で継続させていただくことといたしました。」と記載してあるのだ。
新しい株主優待制度は、12月末、6月末、株数に応じてファミレスの支払いに使える優待カードである点は変更ないが、金額は以下のとおりほぼ半減に変更になったのである。
100株 2,000円 (変更内容 年額6,000円⇒4,000円)
300株 5,000円 (変更内容 年額20,000円⇒10,000円)
500株 8,000円 (変更内容 年額33,000円⇒16,000円)
1,000株 17,000円 (変更内容 年額69,000円⇒34,000円)
ご主人は、コロナ禍で中間決算は赤字となったこと、他社と比べて優待金額が大きいことを考慮すれば、やむを得ない結論であると考えているのである。残念なのは、2020年6月10日に記載してとおり、株式の保有期間に応じた内容ではない点である。最後に、投資効率の観点から、従前の株主優待は1,000株保有するのが最も良かったのであるが、新しい株主優待では、100株が最も投資効率が良く、家族で100株ずつ保有するのがお薦めである。