日本モーゲージサービス(コード7192)は8月7日株式分割と株主優待の変更を発表後(詳細は8月8日参照)、株価は上昇、上場来最高値を17日から3日連続更新、株式分割後の最初取引日8月28日にはまたも上場来最高値を更新したが、9月4日に第三者割当による新株予約権の発行が発表されるや、利益の希薄化を懸念して9月7日から大幅に下落、株価が乱高下する1ヶ月となり、ご主人はこの乱高下が不思議で連日首をかしげているのである。
8月7日(金)終値2,059円、その後株式分割と株主優待の変更を発表
8月11日(火)終値2,261円、前取引日から102円上昇
8月17日(月)2,445円(終値2,440円)、上場来最高値を更新
8月18日(火)2,615円(終値2,610円)、上場来最高値を更新
8月19日(水)2,735円(終値2,670円)、上場来最高値を更新
8月28日(金)株式分割後の最初の取引、1,395円(終値1,345円)上場来最高値を更新
9月4日(金)終値1,281円 その後第三者割当による新株予約権の発行を発表
9月7日(月)終値1,101円、前取引日から180円下落
9月8日(火)終値1,007円、前取引日から94円下落
9月9日(水)株式分割後最安値985円を記録、その後反騰し終値1,064円
株を保有していない場合、9月末中間配当及び株主優待を実施していないので、株主優待を取得するためには、2021年3月までに300株(分割後)を購入し、2022年3月まで継続保有する必要があるため、慌てて購入する必要はないのである。
2020年3月末に100株所有の株主は、8月末の株式分割後来年の3月末までに、100株を追加購入すれば、新しい株主優待基準を満たすので、慌てて購入する必要がないのである。
ということで、ご主人は、今慌てて株を購入する必然性がないと考えたので、上場来最高値を更新する理由がよく分からないのである。そして、株価が大きく上昇したところに株価希薄化(日本モーゲージサービスよれば株数は11.2%増)懸念される第三者割当による新株予約権の発行を発表したのであるから株価は急落、9月8日の終値1,007円は、株式分割と株主優待の変更が発表される前の8月7日とほぼ同水準なのである。ご主人は、第三者割当による新株予約権の行使価格の下限が885円なので1,000円を切るような水準であれば100株の購入にする考えのようである。