2月18日、再生可能エネルギー発電設備等(今のところ太陽光発電のみ)への投資を行っているタカラレーベン・インフラ投資法人から第10期(2020年6月~11月)分配金の入金があったのである。いわゆる端境期に当たる11月末、5月末が権利月の上場株式は少なく、ご主人のポートフォリオの中では、リートのアクティビア・プロパティーズ投資法人とインフラファンドのタカラレーベン・インフラ投資法人のみなのである。
タカラレーベン・インフラ投資法人は2015年4月に東証が開設したインフラファンド市場に上場した第一号(2016年6月上場)なのである。インフラファンドは、投信法に基づき再生可能エネルギー発電設備や公共施設運営権等のインフラ施設を投資対象とし、仕組みはリートに似ているのである。
ご主人は、上場当時は投資口価格が12万円を超え高い(分配金利回りが低い)と思い購入を躊躇していたが、2017年に入り投資口価格が10万円以下で推移したところを97,400円で購入し、2月19日の終値は117,400円なので、20.5%とあまり上昇していないのである。上場来約5年、投資口価格は時々の上下はあるものの概ね10万円~13万円で推移し、安定しているのが特徴である。それもそのはず、売電価格は長期にわたって固定化されているので、収益は発電量に左右されるのであるが、天災で太陽光発電パネルが損傷しない限りは日照時間に左右され、日照時間は長雨でもない限りは年によって大きく変わるわけではないので、当然の帰結なのである。ということで、インフラファンドは、その時の経済情勢(2020年3月のコロナショック時10万円を切った)、他の上場株式の状況などによって多少影響を受けるが、投資口価格は株式、リートよりは安定しているのである。
その収益の安定性は、分配金にもよく表れているのである。フル稼働した2017年6,607円、2018年7,847円、2019年7,223円、2020年7,382円、2021年予想分配金は6,851円なのである。ご主人は、97,400円で購入しているので、2020年(実績)7.6%、2021年(予想)7.0%と高い分配金利回りを達成しているのである。
因みに、2月18日のデイリースポーツオンラインに「流れ星・瀧上 太陽光パネル1基2000万円を4基保有…東電に売電し高額収入(https://www.daily.co.jp/gossip/2021/02/18/0014090252.shtml)」という記事を発見、流れ星も瀧上伸一郎も知らないご主人であるが、そのコメント「1基2000万円で4基持ってるんです。売電で、作った電力を東京電力さんに売るんです。2000万円で利回り10%」に興味を示したのである。ご主人は、2000万円で利回り10%と言っても、ローン金利、固定資産税または借地料、管理費(敷地の管理費用、管理委託費用)、がかかるので、課税所得ベースでは6~7%程度の利回りではないかと推測しているのである。ご主人は、自己資金が少ない人がローンを組んで効率よく稼ぐ方法としては有りだと思うのであるが、ご主人は管理、ローン手続きなどが面倒なので、インフラファンドが便利だと思っているのである。