11月12日、タカラレーベン不動産投資法人(3492)から2021年8月期の投資主買物優待券と分配金が届いたのである。タカラレーベン不動産投資法人の投資主優待は、2月末、8月末、10口以上の保有者に、ヤマダ電機、ベスト電器などで使用できる投資主買物優待券(500円×5枚)なのである。使い方はヤマダホールディングス(9831)の株主優待券と同じで、買物金額1,000円毎に1枚利用できるのである。今回大きな変更点は、従来1会計で利用できるのは5枚までであったが、ヤマダホールディングスの株主優待券と同様に1会計で50枚まで利用できるようになったのである。
タカラレーベン不動産投資法人は、メインスポンサーがマンション・デベロッパーのタラレーベン、サブスポンサーがPAGインベスト・マネジメント、共立メンテナンス、ヤマダホールディングスが名を連ね、オフィス、住居(賃貸住宅)、商業施設、ホテルに投資する総合リートなのである。2018年7月に上場した新しいリートなのであるが、フル稼働した2019年2月期以降の分配金は、3,398円、4,693円、3,693円、3,029円、3,100円、そして今期3,156円と、不動産売却益が含まれるため分配金に少々ブレはあるが、コロナ禍でもホテルの比率が低いこともあり、賃料収入ベースでは毎期3,000円程度の安定した分配金を出しているのである。次期以降の分配金予想も、2022年2月期3,100円、2022年8月期2,900円と安定しているのである。
コロナショック以降、リートの投資口価格が全体的に回復しているなか、2021年7月7日には年初来高値(132,400円)を更新したものの、8月に投資口追加発行以降利益の希薄化を危惧してか下落傾向なのである。因みに、2021年8月期及び2022年2月期の分配金予想は6,000円、11月12日の投資口価格終値は110,600円なので、分配金利回りは5.42%、ご主人は90,061円と安い時に購入しているので投資利回りは6.66%となかなかの数字なのである。