5月13日、エッグスシングス、カプリチョーザなどを展開するWDI(証券コード3068)から、大苦戦の2021年3月期決算短信が発表されたのである。売上高158億円(前期比47.1%減)、営業損失14億円(前期営業利益4億円)、経常損失14億円(前期は経常利益3億円)と大苦戦したのであるが、賃貸用不動産の売却に伴う「固定資産売却益」や雇用調整助成金及び時短営業協力金等の「助成金収入」等の特別利益、「臨時休業による損失」(店舗の臨時休業中の人件費、賃借料及び減価償却費)や店舗の「減損損失」等の特別損失を計上し、何とか純利益は16億円(前期は純損失6億円)、配当は8円(前期無配)となったのである。特別利益の固定資産売却が大きく、実質的には赤字なのである。
2022年3月期業績予想について、WDIは「新型コロナウイルス感染症の収束目処は立たず、経済環境の先行きは不透明な状況が続くものと予想されます。通期業績予想につきましては、現時点では合理的に算定することは困難であること」から、「未定」としているのである。
エッグスシングスのパンケーキにサラベスのフレンチトーストがお気に入りのご主人は、コロナ禍に負けずに復活を願っているのである。因みに、エッグスシングスでは、5月1日(土)~5月31日(月)、『なつかしのパンケーキ・ア・ラ・モード』を販売しているのである。