7月8日、オフィス、ホテル、商業施設、物流施設に投資するいわゆる総合型のリートである投資法人みらい(証券コード3476)から、第10期(2020年11月~2021年4月)の分配金が届いたのである。今期の分配金は1,247円(前期1,429円)、そして第11期、第12期の予想分配金はいずれも1,260円と少々低調なのである。やはり、投資物件の中にコロナ禍の影響を受けるホテル(17.2%)、商業施設(19.1%)を抱えているのがその要因なのである。
とは言え、いわゆる端境期に当たる4月末、10月末が権利月の上場株式は少なく、ご主人のポートフォリオの中では、リートのNTT都市開発リート投資法人、スターツプロシード投資法人、と投資法人みらいのみなので、その配当金は貴重なのである。そして、コロナ禍の影響を緩和するべく、物件の入れ替え、今年1月には大阪のホテルをオフィスに変更する工事が完了するなど、着実に改善が図られているのである。
最後に、投資法人みらいの投資主優待制度は、保有しているホテルのオペレーターの協力を得て、チョイスホテルズ(コンフォートホテル及びコンフォートイン)、グリーズホテルズ、及びホテルウィングインターナショナルを割引で宿泊できるのである。とは言え、昨今の緊急事態宣言、蔓延防止措置の影響で、旅行会社のサイトでは割引価格より安い価格で宿泊できることもあるので、事前の比較は重要なのである。