GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

投資法人みらいから第12期の分配金と資産運用報告が届いたのである

 7月15日、投資法人みらい(3476)から、第12期(2021年11月~2022年4月)の分配金と資産運用報告が届いたのである。投資法人みらいは、三井物産アセットマネジメント・ホールディングス株式会社と不動産投資会社イデラキャピタルをスポンサーに、オフィス、ホテル、商業施設、物流施設に投資するいわゆる総合型のリートで、目新しいところでは教育施設(東京衛生学園専門学校)へも投資をしているのである。資産規模は、第12期に4物件を新たに取得して1,645億円となったものの、全61リート中44位、7月15日の終値時価総額は862億円で48位と規模の小さいリートなのである。NAV倍率(NAV倍率とは不動産を時価評価した純資産価値に対する投資口価格の割安度を表す指標。株式におけるPBR(株価純資産倍率)に似た指標。NAV倍率が低い程割安と言えるのである。)は、0.96で28位と、コロナショックの頃はホテルと商業施設を保有しているということもあり、NAVが大きく下がり8位という時期もあったが、かなり回復したのである。

 リートの特長の一つが分配金であるが、投資法人みらいの分配金は、投資口が4分割された第7期(2019年5月~10月)が1,563円、以降1,561円、1,429円、1,238円、1,289円、第12期1,267円、次期以降の予想分配金は1,285円、1,285円なのである。やはり、投資物件の中にコロナ禍の影響を受けるホテル(15.4%)、商業施設(21.4%)を抱えているため、第9期(2020年5月~10月)から少々低調に推移しているのである。とは言え、4月末、10月末が権利月の上場株式は少なく、ご主人のポートフォリオの中では、NTT都市開発リート投資法人スターツプロシード投資法人投資法人みらいの3つのリートのみなので、その分配金は貴重なのである。投資法人みらいの7月15日投資口価格終値は48,700円、第13期・14期の予想分配金は計2,570円なので、分配金利回りは5.28%、全61リートのうち第5位と高いのは、つまり不人気なのはホテル、商業施設への投資が足を引っ張っているのである。因みに、ご主人は上場間もない頃とコロナショック時に、平均36,958円で購入しているので、実に投資利回りは6.95%と高いのであるが、ご主人はコロナ禍が終息すればもう一段高い投資利回りが期待できると思っているのである。

主要な経営指標(第12期資産運用報告)

 最後に、投資法人みらいの投資主優待制度(有効期限は2023年6月30日まで)は、保有しているホテルのオペレーターの協力を得て、チョイスホテルズ(コンフォートホテル及びコンフォートイン)、グリーズホテルズ、及びホテルウィングインターナショナルを年間通じて同じ料金で宿泊できるのである。とは言え、ネットの予約サイトと比較すると土曜日は確かに安いが、繁忙期以外の平日については必ずしも安いとは限らないので、事前の比較は重要なのである。そしてチョイスホテルズとグリーンズホテルズは電話で各ホテルに予約を入れなければならないのが少し手間なのである。

投資主優待制度