11月12日、すかいらーくホールディングス(3197)から、2021年12月期第3四半期決算短信と、通期業績予想の修正および配当予想修正に関するお知らせが発表されたのである。第3四半期決算短信によれば、売上収益1,895億66百万円(前年同期比239億97百万円減)、営業利益74億20百万円(前年同期営業損失211億43百万円)、税引前利益42億71百万円(前年同期税引前損失237億10百万円)、純利益は23億71百万円(前年同期純損失146億24百万円)と、減収ではあるものの利益はいずれも黒字化したのである。
また、2021年12月期通期連結業績予想の修正(減収・増益)と配当予想の修正(増配)が発表されたのである。売上収益2,850億円⇒2,600億円と下方修正であるが、営業利益50億円⇒210億円、税引前利益10億円⇒170億円、純利益4億円⇒100億円、1株当たり利益2.03円⇒46.64円と、利益はいずれも大きく上方修正されたのである。修正理由について、すかいらーくホールディングスは、「全国に緊急事態宣言地域やまん延防止等重点措置地域が拡大したことに伴い営業時間短縮・酒類販売制限が長期化したことにより、売上高は当初の想定を下回って推移しました。」、「営業利益、税引前利益、当期利益の通期連結予想につきましては、売上増牽引のためのコストは使う一方で、自助努力によるコスト削減は継続的に行っていること、時短協力金の計上が前回予想に織り込んでいた100億円を大きく上回る見通しとなったことなど」と説明しているのである。併せて、従来未定となっていた配当予想は14円(前期無配)と発表されたのである。