1月17日、スターツプロシード投資法人(8979)から、2021年10月期の分配金と資産運用報告が届いたのである。住居特化型リートであるスターツプロシード投資法人の特徴は、ほとんどが賃貸住宅、その3/4が首都圏に集中しているのである。そして、名称からも分かるとおり、メインスポンサーはスターツコーポレーションなのである。時価総額は542億円、全61リート中、第53位と小規模なのである。
最近の分配金は、2019年4月期4,638円、以降4,542円、5,059円、5,488円、4,663円、そして2021年10月期4,563円、次期以降の予想分配金は、4,520円、4,520円となっているのである。2020年は資産の譲渡益があったため分配金が5,000円を超えたが、これを除けば4,500円程度と安定しているのである。この安定振りは、2021年10月期の平均稼働率95.8%(前期95.6%、前々期95.7%)からも分かり、コロナ禍、苦戦しているリート、企業が多い中、実に堅実な投資先なのである。しかも4月末、10月末が権利月の上場株式は少なく、ご主人のポートフォリオの中では、NTT都市開発リート投資法人、スターツプロシード投資法人、投資法人みらいの3つのリートのみなので、その分配金は貴重なのである。
スターツプロシード投資法人の1月19日投資口価格終値は213,800円、2022年予想分配金は9,040円なので、予想分配金利回りは4.23%、全61リートのうち第33位とほぼ真ん中なのである。ご主人は、リーマンショックから徐々に回復しつつある2012年、多数のリートに投資を始めたのである。その中の一つ、スターツプロシード投資法人は126,307円で購入したので、投資利回りは7.16%と高いのである。