今週は、3月期の決算発表が終了し、国内に材料がないこともあり、専ら低調なアメリカ市場の動向で動くような1週間となったのである。TOPIX(前週比+0.53%)、日経平均株価(前週比+0.16%)とも2週連続の上昇ではあるが、僅かな上昇なのである。
ご主人のポートフォリオは、時価総額1.83億円、前週比2週連続上昇なのだが、TOPIX、日経平均を僅かに上回る+0.60%と冴えないのである。その要因は、ベネフィット・ワンが、先週14.96%上昇した反動で下落したのか、MSCIワールド・インデックスの5月31日の入替えで除外されるのが影響しているのかもしれないのである。今年の配当金・分配金の見込額は510万円(前月比-4万円)と順調に目標の500万円超をキープしているが、今期業績予想未定・配当予想未定としている企業も出て来ており、ウクライナ戦争は長引くことが予想され、コロナ禍も終息が見えない、エネルギー価格の高止まりなど、不安定要素が目白押しで油断できないのである。
明るい兆しなのが、コロナ禍で苦戦していた外食、観光関係が上昇、年初来高値更新が目立つのは、リベンジ消費を期待しての買いなのかもしれないのである。また、リース業も上昇しているのは、コロナ禍から経済の正常化が進展し始めた証左かもしれないのである。2021年11月の投資口の売出以来低調であったタカラレーベン・インフラ投資法人(9281)が上昇している一方、GLP投資法人が、分配金予想の下落傾向が嫌気されたのか連日年初来安値更新しているのである。
今週の主なプラス要因は、FPG(7148)+16.33%、ノエビアホールディングス(4928)+7.35%、共立メンテナンス(9616)+6.55%、日本取引所グループ(8697)+6.26%、ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)+5.58%などである。主なマイナス要因は、ベネフィット・ワン(2412)-8.63%、イオン北海道(7512)-4.21%、GLP投資法人(3281)-3.76%、三機工業(1961)-3.33%、タカラレーベン不動産投資法人(3492)-2.39%などである。
今週のトピックスは特になく、上場来最高値更新したのはサムティレジデンシャル投資法人、そしてKDDI(9433)は3週連続なのである。年初来高値更新したのは、ノエビアホールディングス、FPG、ジャパンインベストメントアドバイザー、王将フードサービス、三菱HCキャピタル、SFPホールディングス(3198)、タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)、2週連続年初来高値更新のクリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)、ロイヤルホールディングス、共立メンテナンス(9616)、計10者と久々に大賑わいなのである。