ご主人の主目標である年間配当500万円の進捗状況は、2023年の配当実績と判明している配当予想の合計で545万円(前月比+1万円)が見込まれ、目標達成は確実な状況なのである。10月の増加要因は、分配金の上振れ(GLP投資法人、タカラレーベン不動産投資法人)、増配(FPG、吉野家ホールディングス、SFPホールディングス、キーコーヒー、東京鐵鋼)によるものなのである。
10月31日現在、ポートフォリオの時価総額は196百万円、前月末比-0.53%と2ヶ月連続減少したものの減少幅は小さく、日経平均株価(同-3.14%)、TOPIX(同-3.00%)の下落からすれば、相対的に良好な10月だったのである。組入比率トップ10の順位は、1位から7位は変わらず、9月末の配当・株主優待権利落ちが大きかったFPGがリバウンドと増配で10位から8位に浮上、三菱HCキャピタルは8位から9位、大和工業は11位変わらずと高配当銘柄の上昇が一服したのである。なお、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人は、11月1日付けでケネディクス不動産投資法人(旧ケネディクスオフィス投資法人)に統合され、10月30日以降の投資口価格が存在しないため、便宜的にケネディクス不動産投資法人の投資口価格を採用(投資口数を割当比率で調整済み)したのである。
個別のプラス要因は、DCMホールディングスから公開買付が発表されたケーヨー、好決算、業績予想の上方修正などがあった、サイゼリヤ、すかいらーくホールディングス、FPG、東京鐵鋼、SBIリーシングサービス、木曽路、イオン、フジ、吉野家などの値上りが大きく貢献しているのである。また、三機工業は、自己株式の取得を着々と進めているためか、ジワジワと上昇、連日のように年初来高値更新をしているのである。
年初来高値更新は、11社(三機工業、すかいらーくホールディングス、ケーヨー、イオン、マックスバリュ東海、フジ、ホットランド、サイゼリヤ、日本取引所グループ、吉野家ホールディングス、投資法人みらい)と、9月38社から一気に減少、株式市場の潮目が変わったのかもしれないのである。また、今期の好業績予想・増配が評価され、マックスバリュ東海、サイゼリヤ、吉野家ホールディングスの3社が上場来最高値更新したものの、9月11社(8月7社)から大きく減少しているのである。
個別のマイナス要因は、コロナ禍からの正常化、高配当・株主優待ブーム、バリューブーム、PBR改善ブームで上昇していた、神戸製鋼所、GSIクレオス、クリエイト・レストランツ・ホールディングス、共立メンテナンスなどの反動落、10月期権利落ちのNTT都市開発リート投資法人、スターツプロシード投資法人などの影響が大きいのである。
組入比率トップ10(〇数字は前月順位)
1位① 共立メンテナンス 比率 9.12% 騰落率 -7.52%
2位③ ノエビアホールディングス 比率 5.37% 騰落率 -0.19%
3位② ベネフィット・ワン 比率 5.23% 騰落率 -0.79%
4位④ タカラレーベン不動産投資法人 比率 4.43% 騰落率 +1.96%
5位⑤ サムティレジデンシャル投資法人 比率 3.21% 騰落率 -2.17%
6位⑥ ソフトバンク 比率 3.03% 騰落率 +0.86%
7位⑦ スターアジア不動産投資法人 比率 2.75% 騰落率 -1.55%
8位⑩ FPG 比率 2.52% 騰落率 +5.50%
9位⑧ 三菱HCキャピタル 比率 2.46% 騰落率 -0.71%
10位⑨ ケネディクス不動産投資法人 比率 2.25% 騰落率 +3.03%
現金 比率 16.32%
騰落率ベスト5
1位 ケーヨー +58.10%
2位 サイゼリヤ +26.19%
3位 すかいらーくホールディングス +8.85%
4位 木曽路 +8.55%
5位 三機工業 +8.01%
騰落率ワースト5
1位 GSIクレオス -13.47%
2位 NTT都市開発リート投資法人 -9.70%
3位 神戸製鋼所 -9.59%
4位 クリエイト・レストランツ・ホールディングス -8.58%
5位 日本モーゲージサービス -8.30%