GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

JFEホールディングスから2023年3月期第2四半期決算短信が発表されたのである

 11月4日、JFEホールディングス(5411)から、2023年3月期第2四半期決算短信が発表されたのである。売上収益2兆5643億円(前年同期比32.0%増)、事業利益1,879億円(同5.5%減)、純利益1,232億円(同12.4%減)、1株当たり利益213.23円(前年同期244.45円)と、増収・減益と前年同期比では苦戦しているのである。しかしながら、8月3日に発表した業績予想との比較では、売上収益は457億円減少しているが、事業利益は229億円、純利益は232億円上振れし、中間配当は10円増配の50円となったのである。この背景には、鋼材需要の持ち直し基調は継続するも回復の遅れが売上収益減少につながったが、主原料価格と諸物価の上昇を製品価格に遅滞なく転嫁したこととにより利益が改善したのである。

 第2四半期の決算を受け通期業績予想が修正され、売上収益5兆3,700億円⇒5兆2,600億円(前期比20.5%増)と減少するものの、利益面は、事業利益2,350億円⇒2,550億円(前期比38.8%減)、純利益1,400億円⇒1,550億円(前期比46.2%減)、1株当たり利益241.96円⇒267.52円と、原材料価格と諸物価の上昇を製品価格に転嫁できる自信があるからこその上方修正なのである。なお、期末配当について、JFEホールディングスは、「今後、業績動向を見極めつつ検討することとしており、未定としております。」と説明しているが、コロナ禍の2期を除き過去の配当実績を見ると、2018年3月期は30円+50円、2019年3月期は45円+50円、2022年3月期は60円+80円と、いずれも期末配当が増えているのである。ということで、ご主人は、JFEホールディングスが2023年3月期の期末配当は50円以上となる確信があるから、第2四半期の配当を50円に増配したと推測しているので、期末配当は50円以上、価格転嫁が順調にいけば60円以上が期待できると思っているのである。

 この決算短信が評価されたのか、翌営業日の11月7日、JFEホールディングスの株価はザラ場で前日比+115円(+8.33%)高の1,495円をつけ、終値は1,480円、11月8日は1,495円なのである。