GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

トリドールホールディングスから2023年3月期決算短信が発表されたのである

 5月15日13時10分、トリドールホールディングス(3397)から、2023年3月期決算短信が発表されたのである。売上収益1,883億円(前期比22.8%増)、事業利益69億円(同28.6%増)、営業利益74億円(同47.6%減)、純利益38億円(同57.4%減)、1株当たり利益39.58円(前期99.25円)、配当7.5円(前期7.5円)、配当性向18.9%(前期7.6%)なのである。コロナ禍からの復調具合といえば、売上高は積極的な海外展開もあり前期比22.8%と大幅な増加で過去最高の売上収益、本業の儲けを示す事業利益も原材料費高騰にもかかわらず前期比28.6%増と大きく伸びているのである。これに対して営業利益は、新型コロナウイルス感染症に係る時短協力金が前期比84億円減ということで前期比47.6%と大幅な減少となっているが、時短協力金を除外して比較すれば、前期比6億円の増加ということで、コロナ禍から順調な回復がうかがえるのである。

 2024年3月期通期業績予想は、売上収益2,120億円(前期比12.6%増)、事業利益96億円(同38.2%増)営業利益66億円(同10.9%減)、純利益26億円(同32.1%減)、1株当たり利益25.47円、配当予想7.5円(配当性向29.4%)を見込んでいるのである。過去最高の売上収益を予想するものの、新型コロナウイルス感染症に係る時短協力金が無くなるため営業利益以下は前期比減少となるが、2023年3月期の時短協力金44億円を除外して比較すれば、増収・増益を予想しているのである。

 因みに、トリドールホールディングスの株価は、好決算を期待したのか発表直前には3,115円と年初来最高値更新したが、2023年3月期が減益、2024年通期業績予想も減益ということで、株価は一挙に下落、終値は前日比119円安の2,881円なのである。その後の株価は決算短信が冷静に評価されたのか、3,000円程度で推移しているのである。