コロナ禍も3年、当初は日本を含め各国は厳しい水際措置をとってきたが、今や海外ではワクチン接種または渡航前のPCR検査陰性証明を条件に入国時の隔離措置が不要という国が増え、さらにはワクチン接種の証明書も不要という国も増えてきたのである。日本もワクチン接種3回以上を条件に日本渡航前72時間以内のPCR検査陰性証明が不要・入国時検査不要・隔離措置不要となり、海外旅行のハードルが下がってきたのである。ということで、ご主人は3年振りの海外旅行、タイ旅行を計画し始めたのである。
そこで、ゴルフを一緒するバンコク在住のお友だちの手土産をどうするかということで、以前は黒霧島のリクエストだったが、3年振りなのでご主人は単刀直入にお友だちに尋ねたところ、『霧島シリーズは数ある中で「茜」は最高傑作と思います』というコメントともに、バンコクでは販売されていない茜霧島1.8ℓ紙パックのリクエストが届いたのである。バンコクでは焼酎の小売価格が日本の3倍~4倍と非常に高いので、もっともなリクエストなのである。
酒を飲まないご主人は茜霧島のことを全く知らなかったので、霧島酒造のHPで茜霧島を調べると、『高カロテンによる明るく鮮やかなオレンジ色が特長のさつまいも「玉茜(タマアカネ)」を使用した本格芋焼酎。13年間の開発期間を経て生まれた玉茜に加え、霧島酒造独自の芋の花酵母を使用。桃やオレンジのような香りとフルーティーなあまみが特長です。』と紹介されているのである。日本での小売価格は一番ポピュラーな黒霧島の1.3倍~1.4倍程度と少々お高いのである。
そして、12月22日、霧島酒造から芋焼酎好きにはショックな発表が次のとおりあったのである。
つまり、黒霧島と白霧島の一部商品の販売休止により、商品の種類と販売量を絞ることで原料芋不足を切り抜けるということなのである。
因みに、原料芋のこだわりについて、霧島酒造は、『おいしい焼酎造りは地元の恵みがあってこそ。原料のさつまいもは、九州産100%にこだわっています。本格芋焼酎「黒霧島」「白霧島」をはじめとした商品には「黄金千貫(コガネセンガン)」を使用しています。鮮度が悪くなると焼酎に雑味が出るため、基本的に採れて3日以内の新鮮なさつまいもだけを使用しています。』と説明していることから、今回の一部商品の販売休止は、短くても今年の秋まで続くと推測されるのである。