GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

FPGから2023年9月期通期業績予想の上方修正と増配が発表されたのである

 4月25日、FPG(7148)から、「2023年9月期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」が発表されたのである。お知らせによれば、2023年9月期第2半期と通期業績予想は、次のとおり修正されたのである。

2023年9月期第2半期と通期業績予想の修正

 そして、この上方修正について、FPGは「第2四半期累計期間の業績が好調だったことを受け、米国シリコンバレー銀行破綻を契機とした銀行危機の問題や、金利上昇、ウクライナ情勢等がマクロ経済に悪影響を及ぼす可能性を勘案したうえでも、過去最高益を更新する見込みであります。なお、売上高については、不動産小口化商品の上期販売実績に鑑み、当該売上高の通期予想を下方修正したことを主因として、当初予想を下回ることを見込んでおります。」と説明しているのである。

 ここで注目すべき点は二つ、一つは利益面の通期業績予想の上方修正幅は、第2四半期累計期間の上方修正幅よりも小さいのである。好調なリースファンド事業が第2四半期までに予想外に売れ、第3四半期以降在庫不足というのであれば理解できなくはないが、過去の決算の傾向からすると、控えめというか保守的な予想で、最後に上方修正するパターンが多いので、今回も通期業績予想は控えめの上方修正となった可能性が高く、期末にさらなる上方修正もあり得るのである。もう一つは、売上高の下方修正の主因が、不動産小口化商品の上期販売実績が不振という点で、これが下半期の重荷になる可能性なのである。

 通期業績予想の上方修正に伴い配当予想も修正され、56円⇒61.50円(配当性向50.0%)と増配予想となり、前期(50円)から11.5円増配見込みなのである。増配について、FPGは、「株主還元につきましては、持続的な成長と企業価値向上のために必要な内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針とし、連結配当性向50%を目安としております。今般、業績予想を上方修正したことに伴い、上記の基本方針を踏まえまして、当期の配当予想を1株当たり61円50銭に修正いたしました。」と、説明しているのである。