6月12日、日本製紙(3863)から、2023年3月期の定時株主総会招集通知とスマート行使プレゼント企画の案内が届いたのである。5月15日に発表された2023年3月期決算短信によれば、売上高1兆1526億円(前期比10.3%増)、営業損失268億円(前期営業利益120億円)、経常損失245億円(前期経常利益144億円)、純損失504億円(前期純利益19億円、1株当たり利益-436.28円(前期17.23円)、配当無配(前期40円)と大赤字に転落したのである。この要因は、原燃料価格の高騰や円安の影響、Opal社にかかる特別損失の計上が大きく、前期より取り組んできた価格修正による増収を遙かに上回ったのである。2024年3月期通期業績予想について、日本製紙は、「グラフィック用紙事業における生産体制再編成や石炭使用量の削減などのコストダウンに加え、各種製品の価格修正が通期で寄与することなどから、通期での黒字転換を見通し」ており、売上高1兆2300億円、営業利益240億円、常利益180億円、純利益150億円、1株当たり利益129.83円とV字回復するものの、配当予想は未定なのである。
最後に、日本製紙の株主名簿管理人が三井住友信託銀行証券代行部ということで、「スマートフォン用議決権行使ウェッブサイト「スマート行使」での議決権の行使後に、アンケートにご協力頂いた株主様の中から、抽選で応募者100名様につき1名様の割合で、QUOカード500円分を進呈します。」というプレゼント企画の案内なのである。ということで、お得に聡いご主人は早速、スマート行使とアンケートに回答したのである。アンケート内容は、専ら株主の属性と日本製紙に対する期待、投資方針などである。因みに、2023年はこれで累計30回行ったので、プレゼントが当たる確率=1-すべてハズレの確率=1-0.99³⁰=1-0.7397=0.2603、つまりプレゼントが当たる確率は26.03%なのである。