9月19日、ホットランド(3196)から、「通期連結業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ」が発表されたのである。2023年12月期通期業績予想は、売上高375億円⇒402.5億円(前期比25.1%増)、営業利益15億円⇒23.5億円(同%34.7増)、経常利益14.5億円⇒28.5億円(同9.3%増)、純利益6.5億円⇒14.5億円(同6.8%増)、1株利益30.02円⇒66.96円(前期62.94円)と、いずれも大幅な上方修正となったのである。その理由について、ホットランドは、「円安や原材料価格の高騰、人件費・物流費・光熱費の上昇等の影響はあったものの、既存事業への集中と今後を見据えた新業態の開発、育成、成長に引き続き取り組んだ結果、8月までの売上高が堅調に推移していることから、売上高、営業利益は前回発表予想を上回る見込みです。また、2023年8月31日時点で為替予約の時価評価による為替差益450百万円の計上が見込まれることから、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についても前回発表予想を大幅に上回ることが見込まれるため」と説明しているのである。
このような通期業績予想の上方修正を受け、2023年12月期の配当予想も7円⇒10円(前期7円)と上方修正されたのである。増配の理由について、ホットランドは、「親会社株主に帰属する当期純利益について前回発表予想を大幅に上回ることが見込まれるため、利益配分方針を総合的に勘案した結果、直近の配当予想の1株あたり7円から3円増配の1株当たり10円とすることといたしました。」と説明しているのである。
翌20日、市場はホットランドの上方修正を評価して株価は上昇、前日比133円高(+7.9%)の1,820円と年初来高値更新し、終値は前日比128円高(+7.59%)の1,815円なのである。さらに、21日も1,889円と年初来高値更新したのである。