GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

サムティレジデンシャル投資法人から第16期の分配金が届いたのである

 10月20日、サムティレジデンシャル投資法人(3459)から、第16期(2023年2月から2023年7月)の分配金と資産運用報告が届いたのである。サムティレジデンシャル投資法人は、サムティグループをメインスポンサーに2015年6月に上場し、大和証券グループをサブスポンサー(2018年から)とする住宅特化型リートなのである。ポートフォリオの構築方針は、シングル・コンパクトタイプの住宅への投資を重視し(80%以上)、利回りの高い地方都市を主な投資対象(70%程度)としているのである。継続的な成長を目指し毎年のように公募増資により新規物件を取得しており、第15期期首の公募増資では19物件(約150億円)を取得し、第16期は物件の入替え(4物件取得し4物件譲渡)をしているが、資産規模1,627億円(2023年7月末現在)は60リート中45位、時価総額957億円(2023年10月27日現在)は45位と、いずれも下位なのである

 大和証券グループが参画した2018年1月以降の分配金の推移を見ると、物件の譲渡があるため若干のブレはあるが、2018年1月期が2,675円、その後、2,681円、3,076円、3,723円、2,877円、2,834円、3,333円、2,735円2,764円、3,021円、2,753円、そして2023年7月期2,788円、次期以降の分配金予想は2,820円、2,500円と、コロナ禍においても安定しているのは、住宅特化型は景気変動を受けにくく、高い稼働率(2022年1月末96.3%、7月末96.4%、2023年1月末96.5%、7月末96.7%)を維持しているからなのである。

 因みに、10月27日の終値は114,200円、今後1年間の分配金予想は計5,320円なので分配金利回りは4.66%と60リート中17位、NAV倍率(不動産を時価評価した純資産価値に対する投資口価格の割安度を表す指標、株式におけるPBR(株価純資産倍率)に似た指標。NAV倍率が低い程割安と言える。)は0.94で34位と、どちらの指標からもそこそこの評価なのである。

決算ハイライト(第16期資産運用報告)