1月10日、キーコーヒー(2594)から、カフェやレストランを展開する子会社のイタリアントマトの売却が発表されたのである。イタリアントマトは、店舗閉鎖など合理化をすすめているもののコロナ禍からの回復が芳しくなく、営業赤字が続いており、2023年2月期は1.7億円の営業赤字なのである。キーコーヒーはイタリアントマトの株式の約6割を持ち、バンダイナムコホールディングス(HD)が約3割を保有している。売却後、イタリアントマトは、売却先の日本共創プラットフォーム(JPiX)下で再建を目指すことになるのである。
キーコーヒーは、お荷物のイタリアントマトを手放し、本業のコーヒー事業に注力することは収益の改善に繋がり、株主にとっては朗報なのである。しかし、11日の株価は2,088円から2,094円で推移し、終値は前日比6円安の2,088円と反応薄だったのである。