1月11日、KDDI(9433)の株価は前日比214円高(+4.60%)の4,869円と、2023年9月20日につけた4,767円以来約4ヶ月ぶりに上場来最高値更新し、翌12日も4,960円と2日連続上場来最高値更新したのである。KDDIの株価は、2023年9月14日に4,656円と上場来最高値更新し、9月20日かけて4日連続上場来最高値更新したが、その後は4,400円~4,600円で横這い状態だったが、12月19日の4,392円を底にじわりじわりと上昇したのである。
12日の株価ベースで見ると、PER15.48倍、PBR1.99倍、予想配当利回り2.85%とあまり美味しくない水準まで上昇したのである。ということで、上場来最高値更新の材料を挙げるならば、バリュー株・高配当株・株主優待ブームに乗って上昇したところに、株主優待とデフェンシブ銘柄、そこそこの配当利回りということで、3月の権利取りを狙い新NISA口座で購入する人が増えたのかもしれないのである。
因みに、同じ通信業のソフトバンクも、1月5日に前日比31.5円高(+%)の1,831円と1ヶ月ぶりに上場来最高値更新し、翌9日1,855円、11日1,884.5円、12日1,899円と、連日のように上場来最高値更新したのである。ソフトバンクは上場以来高配当株で有名ということで、新NISA口座での買いが集まったのかもしれないのである。12日の株価ベースで見ると、配当性向が100%近いということもあり予想配当利回り4.57%と依然として高配当ではあるが、PER21.23倍、PBR3.83倍と少々割高感が出て来たのである。