1月12日、日本取引所グループ(8697)の株価は前日比37円高(+1.17%)の3,198円と、2023年11月6日につけた3,193円以来約2ヶ月ぶりに上場来最高値更新し、翌15日も3,272円と2日連続上場来最高値更新したのである。
上場来最高値更新の要因は、2024年に入って、外国人の買い、新NISAの買いを伴い日経平均株価の上昇と、取引全般が活発になったことから、日本取引所グループに入る取引手数料が増加するという連想ゲームと推測されるのである。2025年3月期を最後に廃止される株主優待(QUOカード)も少なからず貢献しているかもしれないのである。
1月17日の株価(終値)3,272円ベースで見ると、PER31.53倍、PBR5.29倍、予想配当利回り1.93%と割高感があることから、近い将来2024年3月期通期業績予想と配当予想の上方修正されなければ、この株価は正当化されないのである。